円安がとまりません。

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

早速、コスタリカのルメ・スダン種をアップしようと準備をしていましたが、予想以上の売り上げで煎り豆の在庫が残り僅か。

若いころは夜中でも焙煎所に行って焙煎して、寝ないで準備をしたのですがね。老い残念。

さて。円安がとまりません。川上は価格転嫁していますが、川下はまだまだ価格転嫁が出来ておりません。

年明けには更なる物価高騰になるのでしょう。今のところガソリン価格が補助金で安く抑えられているので実体経済は差ほど危機感もなくのんびりしている感じですが。

今まで300円で食べられた上物のサンマは一匹5,000円から10,000円で取引され、一般人には見ることも出来ない存在になりました。

中古車も値上がりが続き、新車はなかなか納車されない事態。

カフェは雨後の筍状態で展示会の参加人数も多いようだが、平均でみると一店舗当たりの売り上げ収入は悲惨でしょうね。

あぁ、当店は製造業で良かったとつくづく思います。サービス業だと収入は半額ですからね。

よく、お客様からカフェとか併設したら!?なんて言われますが、天才か人望があるかイケメン・イケジョでないと成り立たない商売です。

コーヒー業界は数年前から異変が起きており超高級品の価格転嫁が出来ていません。しかも在庫がダブついてる。

高額のコーヒーほどお買い得価格になっています。

転換点の潮目を見極めないといけません。

見極めて分かっていても興味のあるものを買っちゃうのですがね。

当然、トータルでは利益はきっちり確保しなければいけません。

2000年。コーヒーの生豆相場は最安値。安くて低品質のコーヒーが大半を占めました。

そんな時代に起業したのですが、この20年間は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。

円安により大きく変わったような気がします。

これが危機かと言われればそうではなく、数千万円のポルシェやフェラーリを皆が買う時代じゃ無いよね。

小さめのメルセデスがアウディーで良いよね!?って感じです。当然高級です。

100g680円のコーヒーとは、680万円の自動車に相当するでしょうか。

当店ではベースグレードと呼んでいますが、一般的なコーヒーと比較すると相当高級です。

市場で超高級品の価格転嫁が出来て無いというのは、本来は100g1,500円が適正な価格だが1,000円位の値で売られているということです。

超高級な素材であったとしても、焙煎や抽出して加工する訳で鮮度も重要。

最終的には売り手の実力次第で玉石混交ですね。

こうなったら当店も鉛筆なめなめして、意識高い系イケメン・イケジョに注目されるような張りぼて店舗を目指したいと思います。