深淵をのぞく2

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
先日の続きです。

中国から輸入される商品の違反事例は農薬・除草剤系が多めのようです。

24dアミン塩。除草剤でイネ科には効きにくいという特徴があります。

理由に隣地からのドリフトと記載がありますが、収穫前に撒いて収穫したのではないかと思っております。

これはアメリカでもカナダでもやってると思うのですが、あんまり細かい事気にして100歳以上の長生きをしても困るのでね。

中国の残留農薬はネオニコ系(チアメトキサム)です。日本でいうアクタラ顆粒水溶剤。浸透移行性なのですが、多くの野菜は収穫の前日まで使えるという闇を感じます。

これを知ると野菜や果物はちょっとは洗ったほうが良いですね。まぁ、浸透移行なので洗っても落ちないのですが・・。

そもそもネオニコ系はネオニコチノイド系農薬と言ってニコチン由来の農薬で、その他の農薬よりは人・動物への影響は少ない。

逆にホームセンターで安価に手に入る素人向けの有機リン系の農薬の方があぶない。

霧吹きスプレータイプはネオニコに合ピレにBT剤まで入れて長期保存まで出来るのだからすごい。

よく、「あまり農薬使いたくないけどアブラムシが沢山付いちゃったのでスミチオン撒いたわ。」とか聞くと、極端ですが寝るときに蚊がいて眠れないので火炎放射器で家ごと燃やしてやったわ!的に感じます。

農薬が怖いのではない。無知が怖いのだ。

ちなみに中国の違反事例の検出量はチアメトキサム 0.03-0.07 ppm

茶葉にかんしては20 ppm残っていても違反事例にはならないので、お茶は農薬まみれでも大丈夫なのですね。(法的には)

コーヒー豆の上限は0.2 ppmが上限。これは厳しい。しかも残留農薬は焙煎をするのでゼロになるのでコーヒーの農薬の心配はほぼ無いと思います。滅多に無いのですがアフラトキシン(カビ毒)は汚い環境で作られた場合は出るときがあります。これは洗っても焙煎しても消えない。

その他、ワニ肉で違反事例があり抗生物質が検出されております。人間では淋病・梅毒・ニキビ等で使用される薬のようです。

殺虫剤に殺菌剤を趣味とするワイ。世の中どんどん環境に考慮した薬が開発されておりますが、可能ならバカにつける薬が早くできないかと心待ちにしております。

深淵をのぞく

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
8月に入りますます暑い日が続きましたが栃木はちょっとしたお湿りです。

さて。コーヒーの農薬やポストハーベストについてご質問を頂いたので、私のわかる範囲でお応えしたいと思います。

多少気になる輸入食品の残留農薬。有機栽培がいい。無農薬がいい。中国産は絶対に買わないとかよく耳にします。

まずは、厚生労働者の「輸入時における輸入食品違反事例」を見てもらえば、ある程度気を付ける項目が見えてくると思います。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yunyu_kanshi/ihan/index.html

昨年の違反事数はざっくり下記のようになります。

中国 250
アメリカ 120
ベトナム 70
タイ 50
インドネシア 18
フィリピン 11
ブラジル 9

中国が多いのは輸入量の多さから来るものと思われますので、中国だけが異常に危ないというのは無いと思います。もう少し深掘りしたい所ですが今回はここまでとします。

気になるのはアーモンドや豆類のカビ毒。発がん性の強いアフラトキシンが見につきます。特にアメリカ産のアーモンド。

コーヒーは滅多に無いのですがたまに湿度の高いエリアであまり管理のされてない生豆から検出されております。

お米はタイ米が入ってるようです。カビの違反事例が見当たりますがコンテナ内の結露によるカビが原因でしょうか。

当然ですがコーヒーも一般的なコンテナ輸送中には結露の被害に見舞われます。当店の豆の場合はリーファーコンテナ(冷蔵機能を備えた特殊なコンテナ)で一定の温度を保って運ばれるものが多いです。これなら安心。

コロナ禍以降コンテナ不足に見舞われ一部常温コンテナも使用してますが、全ての豆は真空パック又はグレインプロという穀物用の特殊袋で輸送され、入港後すぐに定温倉庫に運ばれます。

見えないところにお金をかけてます。激安品よりも高いのはこの理由であり、美味しさの理由は生産から輸送・保管・管理までのコストをかけております。

しかしながら商売で一番大切なことは、「良いものであると人々に認知されること」

これには当店ではコストはかけておりません。

一般的な価格より2割程度は安いのは売るためのコストをかけてないからです。

じゃぁ利益率は低いのかと言えばそんな事はございません。きちんと利益は頂いております。

以前はコーヒーフィルターは赤字で販売しておりましたがこれも解消しました。

売れるための努力をするとメンドクサイ事になるのだ。

そもそも仕事と言うのはメンドクサイ事をする事なのだがね。

「商売は良いものを作るんじゃなく、良いものであると人々に認知されるものを作らないといけないのです。」

あぁ、話がそれてしまいました。続きは後日。

真夏です。

いつもありがとうございます。
ほろにが おすみです*^_^*

今年は各地で40度越えの、まさに猛暑となっております。
ほろにがのある小山市も、明日は40℃の予報が!
おすみにとっても、未知の領域。
本当に、どれだけ暑くなるんですかね。
電気代の請求も怖いです-_-;

さて、あっという間に8月に突入です。
うちの息子も夏休みで毎日家にいるかと思うとなんだかぐったりです。
そして、夏休みの子供さんを持つ親御さんもお疲れ様です\(^_^ )

しばらくご報告しておりませんでした「資材置き場」ですが
今年は早々に敗退宣言!
この暑さで草刈りもままならず、うっそうとした野原になってます( ;∀;)

そんな中、時間を割いて手入れしていた「いちじくエリア」があるのですが、
食べごろの美味しい実は、野生動物に先手を打たれて
一個も食べられておりません・・・・。
毎日見に行ければいいのですが、定休日の週一回くらいしか見回れないので、
今年の収穫は諦めムードです。

どんなに暑くても生活も仕事もせねばならぬので、
休息や水分もしっかりととって暑さと上手に付き合っていきたと思います。
皆さまも、体調には十分にお気をつけてお過ごしください。

刈り払いは、空調服着てても暑い!
そして背後には見事な密林がσ(^_^;

ペーパー値上げしました

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

暑い日が続いておりますがおかわりございませんでしょうか。

我が家は暑くても寒くてもお替わりありの大盛ライスで食欲は変わりません。

さてさて。今まで売れば売るほど赤字のコーノのコーヒーフィルターの価格改定を行いました。

以前はカリタのペーパーを改定したのですが、その時は1個売ると何と40円の赤字という偉業を成し遂げておりました。

まぁ、1個販売して40円損しても常連のお客様が購入するのでさほど気にしてはおりませんでしたがね。

今回はコーノのペーパーの価格改定です。10年以上ぶりの改訂だと思います。

以前から赤字っぽい価格で販売しておりましたが改定です。

正直、常連のお客様が美味しく飲んで頂けたらペーパーなんて赤字でも良いのですがね。

当然、日本中のどこよりも安いのでペーパー目当てのお客様が出てくる訳でその仕事がめんどくさくて・・・。

ペーパーを特売品にして客をつる訳ではないので、余計にペーパー目当てのご利用は避けて頂きたい。

今回はそのようなことが起きない様に常連様価格をご用意いたしました。

当店が損しないくらいの利益が乗っていますが、それでもどこよりも安いと思います。(さらに安い所があったら教えてください。どこよりも安くします。)

常連のお客様以外はメーカー希望価格になります。べらぼうに高くなったように感じさせてしまい申し訳ありません。ただ、これでもたいした利益にはならないのでね。

そもそもペーパーは在庫の段ボールも大きく場所をとるし数十円の利益。発送の時に段ボールのサイズも大きくなるし送料も増えるケースも出てくる。

長々と書きましたが、ペーパーの価格を変えたという話と、望んでいない仕事を減らす努力をしましたというどうでもよい内容の2点をお送りいたしました。

俺の浅煎り

一般的に「浅煎り」と言うのは「中煎り」よりも浅い焙煎のコーヒーです。

無理やりシリーズ化して販売している「俺の浅煎り」シリーズも、中煎りよりも浅い焙煎で煎り上げております。

中煎りは約190℃で煎り止めし、浅煎りの場合はそれよりも低い温度の186℃±1で仕上げるようにしております。

そもそも、この商品は「浅煎りだから酸味があるでしょ!」とか、言うような浅い考えで販売している訳ではございません。(最初はそれで良いのですが)

浅煎りブームだから始まったのかな!?なんて浅い考えの人やチャラチャラした意識の高い人向けのチープな商品でもございません。

ターゲット層は、コーヒー好きでより理解したいと思う上位5%対してのガチ商品です。

「無知の知」すなわち、自分が知らないことを自覚し、自分の知識の限界を認識することで、新たな知識を共に学ぼうという取り組みです。

当然、私も社長も成長するために開店当初から行っているチャレンジで、同じような価値観を共有する人が増えたら、コーヒーってもっと面白くなると考えたからです。

コーヒーの生産国を始め世界全体での温暖化による影響や、政治混乱など大きな課題。

今後、より良いコーヒーを安定して提供出来るような取り組み、未来にたいしてのアプローチが目的であります。

「俺の浅煎り」シリーズは、バキバキなトップスペシャルティのコーヒーのみを採用する事はありません。

5年後10年後に美味しいコーヒーが届けられるようにするためのプロセスが垣間見られる企画です。

コスタリカやホンジュラス、ペルーが驚くほど美味しくなった。もう、やれることは随分とやった。

驚くほど美味しくなったのに、その変化に美味しさに気が付く消費者はあまりに少ない。

これは消費者の味覚能力の低さに知識不足にブラシュアップの為の多くの活動などの告知不足も問題がある。

特にネットでの販売では伝えきれてないのが実情です。

ちなみに味覚能力が低いのは半数です。運動や歌やダンス、工作や視力や聴力が弱いのと一緒で誰しもが得意不得意があり完璧な人はいないのです。

何分、味覚は小さなころから大人になるまでに数値化されて無いので、自分の味覚能力の低さに気が付かない場合が多いのです。

悪い人ではない。味覚が音痴なのだ。

残念ながら私にはバカ舌を直す薬は持ち合わせておりませんが、良いコーヒーを提案するする事は可能です。

今後いつまでも新潟県魚沼産コシヒカリが一番美味しいとは限りません。

お米はコシヒカリじゃないとダメですか!?そんな時代じゃ無くなる時が迫っているかもしれません。

昔飲んだコロンビアは、今も変わらず美味しいかも知れません。しかし、今後も美味しいとは限りません。

もしかしたら変化しているかもしれません。いやもう変化をしているのです。気が付かないでしょうが、手遅れになりますよ。

変化を嫌う人も一定数おりますが、自分も変化をしないといけないかも知れません。

変化する準備は出来ていますか?変化する必要が無い年齢でしょうか?

変化する必要が無い年齢でも、変化をすることを妨害することはせずに暖かく見守りましょう。

美味しいコーヒーを提供するのに大きな励みになるのはお客様の声です。

その取り組みを一緒に楽しむのが「俺の浅煎り」なのです。

年々ブラシュアップを重ねより良いコーヒーを提供するための活動が体感できると思います。