貴方の町のMISAKOさん

当店では、ご来店のお客様にはコーヒーを試飲サービスしてます。

わざわざご来店にただいたのでね。お待ちいただいている間のサービスです。

今日は久しぶりに両親の数少ない友達のMISAKOさんが来店した。

俺:「何かコーヒー淹れます?」

客:あ、大丈夫です。

俺:はい。では豆の準備してきますね!

客:うん、忙しい訳じゃないんだけど大丈夫です。

俺:はい?もし、お時間ございましたらコーヒーお淹れしますか?

客:あぁ。いいわ~。悪いじゃない?

俺:え?もしよろしかったらお淹れしますよ。

客:なんか悪いから大丈夫。

俺:悪くないですよ?お淹れしますか?どうしたら良いですか?

客:ダイジョブ。いいわ。悪いから。

俺:あの・・。私、海外の生活が長くて難しい言い回しが解らないのですが、飲むのですか?飲まないのですか?

客:いいわ。何だか悪いからさ。

俺:じゃぁ、先に準備してきますね!

客:あぁ、別に急いでる分けではないんだけどね。いいわ。

俺:で、淹れるか淹れないかどっちなのですか?京都出身ですか?日本語苦手なんで。。。

客:うん、じゃぁいいかなぁ。悪いねぇ。

飲むんかよ!

気配りの国の日本。とってもメンドクサイ。結局、コーヒー淹れたよ!

淹れなくてよいなら、できれば私はコーヒーを淹れたくないのだ。コミュ障だし。

ただ、お客様が喜んで飲んでくれるならこっちも喜んでコーヒーを淹れる。

当店はどっちかというと客さんを選ぶ横柄な店のほうだ。社風だ。

たまに来るメンドクサイお客様の対応は、ヒューストンのマクドナルド位に雑だ。

いいわ。大丈夫。結構です。わるいから。なんだかわるいんじゃない?いいの?

意味わかんねぇ。私、周りの人たちに気を使ってるんですよアピールは要らない。

「あ、これ飲んでみたい!」

こんな簡単な会話で良いんですよ。

コンビニのレジ係りの外国人なんて、日本人相手で大変でしょうね。

レジ袋お付けしますか?いいわ。大丈夫。結構です。間違えると文句言われたりするんだろうなぁ。

コーヒーの粉の大きさ(メッシュ)について

コーヒーの粉の大きさ(メッシュ)はどれ位が良いのか!?

この質問は結構多くあります。

レギュラーコーヒーを飲むようになり、形から入るタイプの人がいきなりミルを買ってぶつかる壁だ。

慣れないうちは、粉で買って3,000円のコーヒーメーカーで淹れる。

基本のキすら出来ないのにいきなりミルを買って、ネットで情報をかき集めて。

結局、上手く抽出出来ないと悩む。

コーヒー業界で知らない人はいないであろうUCCのサイトから引用しよう。

・中細挽きの粒度は「グラニュー糖」

ペーパードリッパーやコーヒーメーカーなど一般の家庭でよく使われている器具を使った抽出方法に適しています。

・中挽きの粒度は「グラニュー糖とザラメの中間」

ネルドリップ、フレンチプレスなど、じっくりコーヒーを抽出する淹れ方に向いています。

中細挽きも中挽きも区別する程でも無いと思うが、粉の大きさ(メッシュ)の答えはこんな感じで間違いは無いでしょう。

目的の「的」は「美味しく淹れる」という事。

グラニュー糖くらいの粗さで挽くのが目的ではない。それは目標。「目的を達成するための指標」だ。

で、問題は、このメッシュから外れた微粉の割合で味が大きく変わるのだ。

重要なのは挽具合から外れてしまった微粉の「量」と「質」だ。

細かい微粉が多ければ成分が抽出しやすくなります。

ハンドドリップで抽出の場合は、目詰まりしてお湯の落ちるスピードが遅くなるので更に、余計な成分が抽出されやすくなる。

100万円以上するミルでも微粉の量が多いものもあるので、ミルで美味しさを調整するのは難しい。簡単なのは一度飲んでみてコーヒーの粉の量をさじ加減で調整してください。これが一番簡単だ。

味噌汁を飲んで薄かったらどうする?味噌を足そう。これが最も簡単な方法だ。その他の方法もあるがまずは簡単な方法からだ。

コーヒーメーカーで上手に抽出できないのに、ハンドドリップをするから豆の良さを活かすことが出来ずに残念な味わいになるのだ。

「美味しくコーヒーを淹れたい」という消費者の気持ちは痛いほどわかる。

「美味しくコーヒーを淹れたいなら安いコーヒーメーカーで美味しくなるから下手なことをするな」

という私の気持ちはなかなか伝わらない。

いろいろ失敗して成長するので、失敗も含めてコーヒーライフを楽しんで頂きたいですね。

ただ、5年も10年もコーヒーを飲んでいて、コーヒーの豆が膨らんだ膨らまなかった、酸っぱいだの苦いの話は卒業して欲しい。美味しさの話をしたいものだ。

何年たっても苦虫を噛み潰したような顔してコーヒーを語るオジサンを見ていると、生きる事の不器用さが可愛くも可哀そうにもなる。

ワイは苦虫を噛み潰したような顔してコーヒーを焙煎して、ブレンドしてホームページを作ってラベルを作ってほろにが便りをつくって請求書をつくって経理をやっている。

苦虫を噛み潰したような苦行はワイだけで十分だ。皆さんにはコーヒーを存分に楽しんで頂きたい。

サスティナブル

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
今日は雨と曇天と寒い定休日となりました。

こんな日はお待たせしているお客様の出荷作業を行い、
ドリップバッグを作ったり新しい豆のサイトを作ったりしております。

昨日はイチジクの定植を7本して筋肉痛なのでちょうど良い休日です。

最近、Gmailのメールが届かない問題が続いており腹立たしいのですが、今度はGoogle Alertです。

コーヒーのニュースが入ったらメールに送られて来るのですが、内容はどこかの新聞で書かれたコーヒー屋開店のニュースなど。

そんなつまらない情報送って来るなよ。日本のニュースは本当に役に立たない。

と思って、コーヒーのアラート設定を停止したが、逆に鬼のような数のアラートメールが来て止められない。

カテゴリーがCOFFEEだったので、英語のアラートが山のように届く。面白いのもそこそこある。

サスティナブルコーヒー。

農業従事者の生産性向上、収入の拡大、良質なコーヒーの持続可能な栽培を支援することで、共通価値を創造する事。

BtoCのお客様は比較的理解して頂けます。

当然、安ければ安いほど良いという人も多いでしょう。

しかし、価値あるものをその価値で買う人(買える人)も少なくありません。

業務用のお客様はもっとシビアだ。

当然、売れていない不人気店は安い物を探しそれを客に提供する。

人気店はより良いものを探しそれを客に提供するのだ。

お客さんとしては安くて美味しいが最も理想でしょうが、どんなお店に行きたいか!?と問われたらより良いものを提供する店を選ぶはずだ。

人気店は人気のある理由があって、不人気店は不人気店なりの理由が有る訳だ。

たかだか月々の支払いが数百円の金額を削って、数万円、数十万円の利益を失う事も気が付かないのだ。

「貧すれば鈍する」と言うのはあながち間違っていない。

そして「衣食足りて礼節を知る」

因みにワイは金はあった方が良いとは思うが、金が無くても楽しく過ごせる。

貧しくても楽しい事は沢山あるけど、「貧困」は困る。

昨日は、敷地内に生えてきたフキノトウとヨモギの天ぷらだった。

キャビアやフォアグラよりも断然美味しい。(貧乏人の僻みを含む)

収支報告書

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
季節のブレンド販売開始です。

季節のブレンドSAKURA春のフレンチ

よろしくお願いいたします。

月次決算も重なり、HPの抜けもあるかもしれません。

社長に細かい所のチェックをお願いしていますがどうなる事やら。

メルマガもしばらく書いてないので、書かなきゃいけないのですね。

今日は、BtoBのお客様への請求書も作り作業終了です。

やっと3月が迎えられます。何だかいろいろやる事が絶えないです。

時間が出来たので政治家の政治資金報告書を見てみました。企業の収支報告書を読むのが好きなのですが、政治家ってどうなんと思いまして。

岡山県の小野田さん。

200万円の自動車に電話代1万円に電気代はウチよりも安い。ガソリン代が3万円くらい。事務所が14万。

コピー機とHPのメンテナンス維持管理代も無駄な金は払って無いし自動車税も29500円。ちなみにワイは13年超の罰金付きで76,400円だ。

政治家は高級車のイメージだが1000cc以下の自動車だからトヨタ系ならロッキー、ルーミー辺りか。外車ならワーゲンのポロの安いやつかな。

無駄が無いなぁ。ワイならコピーリース代にHPの管理費はもう少し削減するが、政治家なら必要経費だろう。イメージどおり凄いですね。記入漏れがなければ。

比較で栃木県の政治家の茂木さん。

つらつら見ていたら、いろんな人から寄付金を貰っていて知っている人もチラホラ。

年間通しての寄付だったり、1年分一括の寄付だったり半年で止めちゃう寄付だったり。寄付した人の住所に職業。

ここまで詳しく書かなきゃいけないのなら、書かずに隠したい政治家の気持ちもわからなくは無い。悪いやつだって金渡して政治家と繋がりたいと思う。

年間12万円の寄付をし続けてどんな見返りがあるのだろうか。全くないならやらないだろう。掛け捨ての保険という事か。大人の世界だ。

先日、スイートブレンを40円値上げさせて頂いたのですが、「え!?値上げですか!?」って聞かれました。こっちはシビアな世界だ。

粉の適量ってどんくらい?

コーヒーを淹れるときの粉の適量ってどんくらい?

そんな質問を良くされます。

メンドクセー質問である。聞いた方も聞かれた方も。

さらっとテキトーに答えた方が良い場合が多いが、コーヒーの粉の量というのは味わいに直結するので、ハンドドリップを始める前にを何度も読んで理解できた人は読み進めてください。文才が無いので読みにくいのは重々承知だ。

「当店が淹れるスピード」でのコーヒーの粉の使用量は・・・。

(人それぞれで抽出のスピードが違いますので目安として捉えてほしい)

1杯分15g
2杯分24g
3杯分30g
4杯分36g

コーヒーメージャースプーンではどうか?
当店で使用しているのはコーノのコーヒーメージャースプーン(普通よりちょっぴり大きい)

1杯分で山盛り1杯
2杯分ですりきり2杯
3杯分ですりきり2杯半
4杯分ですりきり3杯

粉の場合も豆の場合も同じ量でOKです。そもそもメジャースプーンは誤差が大きいのだ。

10万杯以上ドリップバッグを作り、0.1g単位まで計量したワイ。この域まで達する人は世の中に少ないと思うくらいに細かく大量のコーヒーを計量している。

まず、コーノのコーヒーメージャースプーンのすりきり1杯で、何グラムなのか?

豆の場合はすりきりで10gから13g

深煎り豆は軽く中煎りは重い。

深く焙煎してあるものは焙煎時に膨張するので一粒が大きくなる。逆に水分が飛ぶので1粒は軽くなる。大きくなって軽くなるのだ。

粉の場合は力の入れ方や焙煎の深さでメジャースプーンの計量は10gから15g位と誤差は更に大きくなる。

その他にも豆の場合はミルの刃に静電気で付いて少なくなったり、又は前回の粉が静電気で付いていたのが混じったり。

誤差の多い計量方法で測っているので、細かいとは気にするなという事です。

だいたいで最大公約数的の落としどころを見つけられれば、それなりの美味しくなるのがコーヒーの懐の深さです。細かく気にするなら重量を計ること。

そもそも、「お湯の量」や「抽出時間」により使用量が変動するので、コーヒーの粉の量は一度飲んでみて自分で量を見つける以外にはない。

粉の量なんて一度飲めば濃いか薄いかわかるので、次から修正できるでしょ!?濃かったらお湯を足せば良い。

有名なエピソードに「ベートーヴェンは1杯あたりコーヒー豆60粒をきちんと数えて淹れていた」というものがあります。

当店の平均的な豆の場合は55粒でOKだ。その他では豆の場合は軽くひとにぎりが1人前だ。ふた握りで2人で飲んでくれ。

10万杯以上もコーヒーメージャースプーンで掬い、0.1単位まで測量しているドリップバッグ職人だからわかるコーヒーを淹れるときの粉の適量の探し方だ。

ちなみに当店のドリップバッグで20秒蒸らして数回に分けでお湯を注ぐことが出来れば、どこの喫茶店よりも美味しいものが出来上がると思って作っている。スペシャルティコーヒーをこの価格で味わえるのも素晴らしい。

ただ、ワイが滅茶苦茶つくるのが大変だし、最近大量買いの常連客が増えて深夜残業が続いているので、多くの販売を望んでいる訳ではない。

注文を受ければ喜んで作るが、この作業で栃木県の最低賃金を上回れる技術の持ち主は世界広しといえども俺しかいない。

ドリップバッグ職人としてのプライドであり滅茶苦茶早くて正確に作れるので、要望があればどしどし注文下され。大きな注文か常連さんなら、ならそれなりに融通も利きます。

これから喫茶店を開業するならドリップバッグを利用すれば、超簡単で凄く美味しいコーヒーが安定して提供できるのだ。

ドリップバッグは小学生が淹れても説明書通りに淹れれば喫茶店の味わいを優に越えられる美味しさになる。

喫茶店のマスターも喫茶店に来た客もドリップバックかよ!?と思うとおもうが売れてない店ならドリップバッグだ。この味を超えるのは至難の業だ。

いやいや。コーヒーはハンドドリップじゃないととか、コーヒーは心を込めて丁寧にとか聞き心地の良いコメントを散見するが、まず3,000円のコーヒーメーカーよりも美味しくハンドドリップで淹れられる人は少ない。

簡単に美味しくコーヒーを淹れられる方法で美味しく淹れられないのだから、当然ハンドドリップで美味しく入るはずは無い。

コーヒーは飲むのが好きな人、器具を集めるのが好きな人、蘊蓄を集めて語るのが好きな人と三通りいます。

ロマンチストは蘊蓄を集めるも細かすぎるフィルターで重要なことまでブロックして腹落ち出来ないケースが多い。

理由は、コーヒーを飲むという経験が乏しいので理解出来ないのだと思う。だから、こういうメンドクセー説明は、コーヒーを飲んでいる人にしか話さない様にしてます。