ブラジル_バイーア・ピアタン・ナチュラル_深煎り

久しぶりにブラジルコーヒーのご紹介です!農園はこのバイア州の中でも高地とされているシャパダ・ディアマンティーナ ピアタン地区にあります。

生産者はSilvio Leite氏。世界三大カッパーの一人と言われ、コーヒーの輸出業を営む傍らBSCA(ブラジルスペシャルティコーヒー協会)の会長、国内・国際コンテンストのヘッドジャッジを歴任するなど、長年にわたりブラジルのスペシャルティコーヒー業界の発展に尽力してきた人物です。

7年くらい前に突如と現れたスペシャルティコーヒーの産地ピアタン。当店も何度か彼の携わる生産者のコーヒーを何度かご紹介させて頂きました。

継続しなかった主な理由は、ブラジルの中でポテンシャルも高く素晴らしいコーヒーを生産できる生産地でありましたが、2011年の高騰からの下落を受けての生産者のモチベーションの低下。

また、ブラジルで開催された2014年のワールドカップ、2016年のオリンピックと若者の都会流出での人手不足による品質の低下で価格と見合わなくなってしまったと言うのが主な理由です。

他国のコーヒー栽培スキルは驚くほど伸び素晴らしいコーヒーが沢山ある中で、わざわざ割高なブラジルを売る理由も見当たらず当店では知る人ぞ知る隠しメニュー的な存在になっておりました。

今回は、ブラジルのスペシャルコーヒーを知り尽くしたシルビオレイテ氏の農園と言う事でご紹介させて頂きます。

味わいは全盛期のピアタン地区のコーヒーに近く、透明感があり甘い余韻。かどのない苦みにブラジルらしからぬ果実味を感じさせる酸が味わいに厚みをもたらせてます。
また、ブラウンシュガーやベルガモット、プラムような香りも品がありマイルドで纏まりのある味わいに仕上がっております。優しい酸味と甘く滑らかな味わいは何となくほっとする味わいです。

農園名:セルカ・デ・ペドラ・サン・ベネディート農園
農園主:シルビオ・レイテ
所在:バイーア州 シャパダ・ディアマンティーナ ピアタン地区
品種:イエローカトゥアイ,レッドカトゥァイ
標高:1,280m
精製: ナチュラル
乾燥:棚干し天日乾燥
輸送:リーファーコンテナ
保管:国内定温倉庫
販売:2022.02.15-終売

Photo:ブラジル/マカウバデシーマ農園

Brazil/MACAUBASdeCIMA

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農園名:マカウバ・デ・シーマ農園
農園主:グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ
所在:ミナスジェライス州セハードエリア・パトロシーニョ市
品種:ブルボン
標高:1,000m
精製: ナチュラル
乾燥:ボイア(樹上完熟豆)を収穫し棚干し天日乾燥
輸送:リーファーコンテナ
パッケージ:アルミニウム袋
保管:国内定温倉庫

ブラジル視察日記 10

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こんにちは。脳みそ溶け気味のMASTERです。
毎日毎日暑い日が続いておりますがお元気ですか?
って。小生が一番バテ気味だったりして・・・^^;

いやぁ~。今までアイスコーヒーを飲む事が少ない小生ですが、
今週に入ってからガブガブ飲んでいます。そして
そのせいか、消費量が多く毎日毎日水出しアイスコーヒー用の
豆を焙煎し、コーヒーの燻製状態になっております。

あっ。燻製で思い出しましたが、美味しいお肉を沢山頂きましたので、
久しぶりに燻製を作ってみました!

いやぁ~。夏ばてなんてしてられませんね\(^^)/

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さてさて。ブラジルの視察日記の続きです。
忘れないようにメモ書きと言った方が正しいかも・・・。

今回の訪問地はダテーラ農園。ちなみに正しくは「ダテハ農園」と読むそうです。
この素晴らしい所は潤沢な資産。要するに金持ち企業で、
ありとあらゆる機械を導入しております。コーヒーにかける情熱は相当なものです。
金持ち社長(本業はタイヤメーカー)が、本気で作ったらこうなるのか!
と笑っちゃうくらい凄いです。

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到着早々カッピングです。ダテーラ農園の素晴らしいところは、
非常にブレが少なく、品質の管理が行き届いている所です。
そしてペンタボックスという、真空パックの密封した容器で輸送する為、
劣化スピードが格段に抑えられます。

多くのバリスタがこの農園のコーヒーを使用し、輝かしい実績を残しております。
数年前の豆を使用して、上位入賞したバリスタもいる程ですから、
品質維持に関しては今の所最適な保存方法だといえます。
(麻袋よりコストがかかるのが難点ですが・・・)

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そしてこれが冠水機。全長600メートルで一周回転すると、
直径1200メートルの水を掛けることが可能です。
1~2日かけて一周するそうです。

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そしてまたもや収穫機を乗せて頂きました!
なんど乗っても凄いです。夢のような時間でした\(^^)/

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チェリーの完熟順です。ダテーラ農園では、他の農園よりも
更に完熟した豆をメインに摘み取ってるようです。

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ウエットミル

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パティオ

ブラジル視察日記_9

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こん○○は。ほろにが従業員MASTERです。
またまたオサボリ・・・・。

最近、豆太が深夜12時位まで起きてるので、
散歩に連れて行ったりしてます^^;

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さてさて。パンタノ農園の入り口です。
星の数が4つとカセールの認証の最高峰です。
(前回のシーマ農園も★★★★です。)

厳しい審査があり、より良い農園作りをめざしており、
成長出来ない農園は、★を剥奪されてしまうのです。
よって、毎年農薬の散布量も少なく、より残留時間の
短い高価で安全性の高い物を使用します。

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こちらも最高級の商品は、棚干で仕上げます。
勿論、スペースが空けば、最高級品以外でも
棚干をし、品質の向上に努めております。

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農園技師のPiccin氏のセミナーを受講。
イパネマ農園やダテーラ農園での責任者を
勤めた後、独立してコンサルタント業をしています。

永田農法にも通じる所が多々ありますが、
基本は、無農薬(低農薬)有機栽培を推進していました。

そして驚くほどの品種を実験として植えていました。
カンピーナス農事研究所と提携しての研究ですから、
世界でも最もコアなコーヒーの研究・実験をここで行っております。

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この写真は・・・。エチオピアのイエローティピカ種の木です。
これはかなり希少価値高いです。ちなみにブルーマウンテンで
有名なジャマイカのティピカ種は育ちが悪かったです。

どの品種がこの土地に合うか?香味はどうか?
生産量は?表・裏作の実のなり具合は?
などなど気の遠くなるようなデータを積み上げて、
最良の品種を探し出します。

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そして灌漑設備。水をコントロールして開花時期を調整すれば、
完熟した美味しい豆が一斉に実ります。
この地道な作業が、未熟豆の混入を未然に防ぎ、
品質・生産量を安定させています。

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そして、またまた乗せて頂きました!収穫機!
優しく機を包み込み揺らして完熟した物を摘み取ります。

最新式の機会は、右と左で揺する強弱を換えられます。
同じ木でも上から実が熟しますし、朝日の当たる側のほうが
熟す速度が速いためです。
美味しさも朝日の当たる場所の方が美味しいです。

だから同じ農園でもロットを細かく分けて、
一番美味しい所をチョイス出来るようになっております!

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そしてまたお肉。お肉。お肉。

ウマ過ぎる。。。。肉の達人。