グアテマラ・サンタカタリーナ農園入荷致しました!

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。お待たせいたしました!13-14ニュークロプのグアテマラ・サンタカタリーナ農園が入荷致しました!

まずは、深煎りからご紹介しようと準備を進めております!カッピングの段階では最高のクオリティーでしたので、豆の良さを最大限に引き出せるように頑張って焙煎しようと思います!

そんな訳でして、まずはサンタカタリーナ農園の写真集です。お楽しみにお待ちください!

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銃を持った門番さんに門を開けてもらってほどなく進むと農園主のペドロ氏の住居とウエットミルが見えてきます。

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コンクリートのうえでじっくりと撹拌されながら天日乾燥されます。生豆が蒸れないように、何度も何度も撹拌して蒸れを無くし均一に乾燥させます。

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果肉をむく機会です。パルパーと呼ばれます。ドラムが回転して熟した豆のみ皮がむける仕組みです。

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農園内はジープで紹介してもらいました。奥に見える建物は教会ですね。

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パティオから見えるのがフエゴ火山です。小噴火が毎日あり、機関車のようにモクモク煙を吐いてます。

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シェールドツリーと呼ばれる日蔭を作る木の下で、品種別に苗木が育てられています。

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コーヒーチェリーは、皮と果肉を剥いてこの水路を使って発酵槽と呼ばれる煉瓦でできた水槽に運ばれます。

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この苗木は接ぎ木をした苗木です。様々な品種をどこに植えるのが適切かを考え、生育しています。

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食べられるの?とよくご質問をうけますが、好んで大量に食べるものではございません。糖度はありますが青臭い匂いがあり、サクランボやラズベリー、ブルーベリーのような美味しさはありません。ただ見た目が美しく、口に入れると甘いので必ず試食はします(笑)

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悪天候の場合に備えて、ボイラーでの乾燥機も完備しております。が、アンティグアのコーヒーは天日干しの風景がよく合います。

ケニア/ティリクファクトリー入荷です!

こんにちは。本日からケニアが13-14クロップのティリク・ファクトリーになりました!エリアは二エリ地区になります。大好きなガトンボヤ・ファクトリーと同じエリアになります。

今回の写真はウエットミルの工程をご紹介致します。皮を剥いて、果肉を綺麗に除き水洗いをして天日で乾かします。この工程をウエットミルと言います。

乾かした外皮付きの種(パーチメント)は、乾燥させて脱殻。その後、大きさ、重さ、比重、色彩選別などを経て一つ一つロット番号で管理されます。この工程をドライミルと呼ばれます。

その一つ一つの工程が大切であり、どこかで手を抜くと素晴らしい香味は生まれません。コーヒーは飲んでみないと分からないのでコツコツと自分の味覚を信じて良い素材を探し、出会えたことに感謝し素材の良さを最大限に引き出すように日々頑張っております。

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ウエットミルの全貌です。皮や果肉を剥く作業での豆の移動は、水路を使って移送させることが多いです。その為、豊富な水の確保や水質の汚染しないような配慮も大切になります。

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ティリクファクトリーのチェアマン。

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チェリーが収穫されてましたら、このパルピングマシーンで果肉を剥きます。

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果肉を剥くパルピング

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画面上部のお風呂のようなものが、ファメンテーション(発酵槽)です。コーヒーチェリーの皮を剥いて果肉を水洗いする場所です。数時間~数日で果肉は綺麗に種(豆)から分離します。

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発酵槽の正面です。この発酵槽での処理の良し悪しで香味が変わるようです。

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ケニアの場合は、発酵槽に浸けられた後に更に水洗いで綺麗に洗うファクトリーが多いようです。(高級品に限りますが)

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こちらは、生豆を綺麗に洗った後にの乾燥場になります。ケニアの高級品はこのように棚の上に干されて天日で乾燥されます。

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こちらは、種を取り出したあとの果肉になります。多くの農園では、この廃棄物を発酵させて肥料として再利用してます。

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お湯を注いだ時の膨らみ-2

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。前回の日記の続きです。

まず、コーヒーの粉にお湯を注いで膨らまない(膨らみが弱い)ケースはざっくりと下記のようなケースが多いです。

1.鮮度が悪くて炭酸ガスが抜けてしまっている。(古い豆)

2.浅めの焙煎である。

3.鮮度が良い豆だが家にミルが無いので粉で購入した。

4.湿度が高い日にドリップした。

5.冷凍庫から出して少し時間がたち結露してしまった。

6.コーヒーの袋の中に脱酸素剤が入れてある。
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1.の古いコーヒーの場合は、残念ながら美味しいコーヒーは出来ません。浅めの煎りで豆のままで入手したのなら、少しカライリするとやらないよりは良くなる場合があります。意外と知られていませんが、もらった豆が古かったなんて場合には試してみてください。

2.のコーヒーは、どうしてもガスの量が少なくなります。深煎りの方がモクモクと膨らみが大きいです。匂いも強い傾向にあります。が、香りの質はあまり深くない方が良い場合が多いです。

3.の粉で購入した場合は、どうしてもガスが抜けてしまいます。特に浅めの焙煎を粉で購入されると、鮮度は良いのですが膨らみは弱くなる傾向にあります。

4番の湿度が高いと、豆がお湯を抱え込む前に水を吸ってしまうのでなかなか綺麗に膨らみません。手際の良さが必要になりますが、手動のミルの場合は常温に戻してから挽くのも良いと思います。

5番の冷凍庫から出したも物も結露しやすくなりますので、手動のミルの場合は常温に戻してから挽くのが無難かもしれません。電動のミルで手際よくやれば問題は無いと思います。

6.酸化防止の脱酸素剤ですが、コーヒーのガスも吸ってしまいまいます。その為鮮度が良くても膨らみにくいコーヒーになります。保存方法としては優れております。

ハンドドリップコーヒーの場合は、膨らむコーヒーでないとなかなか上手に抽出できません。その為、膨らまないコーヒーはダメだという人が多いのです。じゃぁ、何がどうダメなのか?

1番の場合は、入手先が悪いです。コーヒー豆の入手先を考えたほうが良い結果に繋がると思います。

そして2番~6番ですが、これはブラインドカッピングで評価してみますと、想像以上に良い物も多くあります。膨らまなかったことの先入観と抽出が難しくて上手に淹れられないの2点が主な要因です。
(もちろん、粉で購入するよりも豆で購入し、飲む前にそれなりの性能のミルで挽いた方が理想的なのですが・・・)

「豆が膨らまない」=「鮮度が悪い」=「良くない豆」と考えるのは少しずれております。上手に淹れられてない可能性も十分に考えられるのです。先入観で美味しくないと思っていることも十分あり得ます。

そんなケースが非常に多いので、良質なコーヒーを粉で買うならコーヒーメーカーで淹れれば手軽で間違えありません。と思っていたりします。コーヒープレスで淹れるのもお勧めです。それでもハンドドリップで楽しみたい場合は、やっぱりコーヒーミルとコーヒーポットは最低限揃えたほうが断然楽しくなりますね。

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お湯を注いだ時の膨らみ-1

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。今回もお客様からのご質問をうけましたので、もしかしたら他のお客様も気になってる方もいらっしゃるのかなと思って書いてみます。

いろんな店でコーヒーを購入しているのですが、時々膨らまない豆をうるお店があるのですが、ドリップ時に膨らまない豆は良くない豆なのですか?

まず、コーヒーの粉にお湯を注いで膨らまない(膨らみが弱い)ケースを上げてみます。

1.鮮度が悪くて炭酸ガスが抜けてしまっている。(古い豆)

2.浅めの焙煎である。

3.鮮度が良い豆だが家にミルが無いので粉で購入した。

4.湿度が高い日にドリップした。

5.冷凍庫から豆を出して結露してしまった。

6.コーヒーの袋の中に脱酸素剤が入れてある。

まぁ、いろいろな原因があるのですが、ざっと思いつくものを書いてみました。

ハンドドリップをしてモクモクと膨れる豆はとっても美味しそうですねよねぇ!膨らんでも美味しいとは限りませんし、膨らまなくても美味しい物もあるのですがその話は次回にしてみます!

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コーヒーメーカー

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。今回もお客様からのご質問をうけましたので、もしかしたら他のお客様も気になってる方もいらっしゃるのかなと思って書いてみます。

「どんなコーヒーメーカーでもOKって言ってますが本当ですか!?」

理想を言ったらキリがないのですが、手で淹れる技術と人間の味覚能力とかまで考えると、そんなに高価なコーヒーメーカーは必要ないと思います。

器具なんて無くても世界中で楽しまれており、アルコール飲料を除けば世界で最も飲用されている飲料の一つなのですからね。

予算があり、性能は勿論のこと、インテリア的にも素敵なコーヒーメーカーでは、Wilfa(ウィルファ) MOCCA MASTER(モカマスター)なんて素敵です。うちは在庫管理とかめんどうなので、他店又はamazonあたりで探してください。すみません。。。

デバイスタイルも高性能でおしゃれなものが多いですね。味は豆とメッシュとお水の量次第なのですが、最大限に引き出してくれそうな「雰囲気」はあります。これを置くと、当店のような後払い決済の場合は、全国の未払い客が殺到するので絶対に置きたくないです(苦笑)そのくらい人気です。この雰囲気は絶対大切です!

昔の本を読むと、コーヒーの美味しさはコーヒーの素材が7割、煎り方が2割、抽出が1割で決まるとよく言われます。

最近は焙煎の技術も上がって、素材の味を活かす焙煎なんかも研究されておりますので、コーヒーの素材が6割、煎り方が3割、抽出が1割位に考えても良いかもしれません。ただし、この比率は玄人好みのコーヒーであり、これが当てはまる人は余り多くないのも事実です。

一般的な消費者には、素材が2割、焙煎2割、淹れ方2割、雰囲気4割くらいでコーヒーの美味しさが決まると思います。

そうです。世界中のコーヒーのプロだって、先入観や誰かのコメントで自分のジャッジがブレる事があるので、カッピングでは厳密がルールがあるのです。それくらい雰囲気で味わいは違うものなのです。

「私、ブルマンしか飲まないのよ」なんて人は、95パーセントくらい雰囲気重視だったりしますしね。それもそれで、良いのではないかと思います。

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