こんにちは。前回の続きを書いてみようと思います。有難い事に初回限定のお試しセットが無事売れました。今月の月次決算も何とかなりそうです。ありがとうございます!
本日は、なぜ師匠は一人が良いのか?とドリップコーヒーの抽出時の湯温について書いてみます。
長くなるので、簡単にまとめると・・・。(重要)
・抽出時のお湯の温度は「良い豆なら90℃以上」「良く無い豆なら80℃位」がベスト。
・使用する豆により温度が変わるので、師匠のお勧めする豆を使うこと。
本日お伝えしたいのはこの2点でした。続きは次回!
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と、はしょりたいのですが、詳しく知りたい方は読んでみてください。
守破離(しゅはり)という言葉をご存知のでしょうか。うまく説明できないのでwiki先生を引用しますと、茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において守破離の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。
最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
引用終わり
個人的な考えでは、コーヒーなんて(なんてと言うと語弊がありますが)「好きな温度」で「好きな粉の量」で「好きなメッシュ」で淹れれば良いじゃん!良い豆さえ使えばコーヒーメーカーで十分美味しい。ペーパーやドリッパーが無かったら茶こしで淹れても全然問題なし!好きなように飲むべし!(きちんと型が出来ている人であれば)
そんなゆるい考えでコーヒーを楽しんでいますので、珈琲道とか師弟関係とかそこまでガチガチに考えるのは抵抗がありますが、基本を身に着けるまでは師は一人に限ります。
例えば、コーヒーを淹れる時のお湯の温度。A師匠は「80℃位」が良いと言います。またB師匠は「90℃以上」と言います。どっちが正しいと思いますか?
答えは、どちらの師匠の温度も間違っておりません!
「不味いコーヒーは80℃位で抽出」すると、比較的不味いのが誤魔化せます。(美味しくはなりませんが、ベターな淹れ方だと思います)
「不味いコーヒーは90℃以上で抽出」すると80℃で抽出するより不味く感じます。
では、良い豆で抽出した場合はどうだろうか?
「美味しいコーヒーは80℃位で抽出」すると、合格点の取れる美味しいコーヒーが出来上がります。
「美味しいコーヒーは90℃以上」で抽出しても不味い要因が少ないので、美味しいコーヒーが出来上がります。
A師匠は通常出回っているコモディー(一般的な)コーヒーをメインに使用しており、そこそこマシに飲める80℃抽出法で教えたのです。一般的に普及している豆は温度が低めがお勧めです。そしてB師匠が扱うような良質なコーヒーは、良質なエキスを楽しめるように90℃以上で抽出がお勧めなのです。
ありがちなのは、良質な豆を使用するB師匠の薀蓄だけを頂戴し、低品質な安いコーヒーを使用して何だか旨く抽出が出来ないと悩むケース。一生懸命本やネットで勉強しても結果は今一つと残念なケースです。
良質な豆を扱うB師匠が「コーヒープレスは、コーヒーの美味しさを最大限に活かす」なんて薀蓄をゲットして、早速プレスを購入して、肝心の豆は低品質なコーヒー。プレスで淹れたら不味いコーヒーの特徴が最大限引き出されたり・・・。
薀蓄のみは非常に増えるが一向に素材の味を活かすどころか想定以上のお粗末なコーヒーに仕上がる事になってしまうのです。結構、コーヒーに拘ってる人が陥りやすいのです。ま、それも含めてコーヒーって楽しいんですけどもね。
そして、私の個人的な考えてですが、コーヒープレスは浅めの煎り具合で楽しむのが美味しいです。コーヒーの本来持つフルーティーな香りにオイルの甘さに長い余韻が楽しめます。ただ、歳と共に味わいが重く感じやすくなりますので、胃袋が元気な方の方がよりおいしく感じると思います。
次回は、コーヒーの抽出方法は何が良いの?なんかを書いてみようと思います。書いている途中に脱線してしまいましたら違う話題に変えます。(無計画です)