孤独のグルメ-二日目。

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。社長と坊ちゃんが夜逃げして2日目。独り寂しいMASTERです。

さて。飯。何を食べようかな!?とウキウキ冷蔵庫を覗きましたが、今晩が山というような死にかけの食品が鎮座しております。

古いキャベツに古いエノキに古いモヤシ。どれもこれも美味しさのピークはとっくに過ぎて、食えるか食えないかの瀬戸際です。エノキもモヤシも痛みやすい食品なのでね。

イノシシや猿・鹿だったら絶対にこんな食材食べないと思うのですが、女子力満載のオッサンが何とか美味しい料理に代えて見せましょう。腐ってなければ大丈夫!(ほんとはダメだってば)

さぁ、敗戦処理。と思いつつも、小生は与えられた残り物の食材でも普通に美味しく作れる自信があるので、このくっそ不味い食材を輝かせてみせましょう!

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まずは、エノキ!キノコ類は只でさえ腐葉土やウッディな香りを連想させます。そして古くなると更に匂いが強くなります。

この古い匂いにバターは相性が悪いです。醤油、酒、みりんをベースになめ茸風にしてみました。ピーマン等のクリスプな香りがあると古い匂いが中和されます。

本来は、少し酢を入れたいのですが鮮度の悪い食材と酢の愛称は良くないので。。。

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エノキの臭いのが大の苦手なので、ほんの少し味覇の力を借りてみました。流石は化学調味料です。危ない粉ですね。ピリ辛でとっても美味しいです!ここに山椒の佃煮等をいれても美味しいと思います!

化学調味料については普段は使いません。ただ、外食とかしてあまりにも酷い料理に出会った時には、正直、化学調味料で誤魔化すくらいのサービスがあった方が助かります。

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次いで、古いキャベツ。これは・・・。どうしよう!?古いキャベツって不味いよねー。すげぇー不味い。と味見をしながら調理開始。自家栽培のキャベツは古くなっても差ほど気にならないのですが、市販のキャベツの古いのは凄い古臭いですよね。何でだろう。

取りあえずフライパンに入れて火をつける。残っていたキムチとソーセージを入れて。。。魚醤を入れて。塩。砂糖。うぅん。焦げそう。悩んだ時は酒とみりんを入れて時間稼ぎ。

どうしても美味しくないのでコチュジャンを追加。しかしもう少し何か。古い匂いを消すには・・・。そうだ!カぺカぺのレモンがあったはずだ!

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と言う訳で、レモンの皮をみじん切りにして、最後にごま油とゴマを散らして出来上がり!絶品だ。

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見てよ。1kgの死にそうなモヤシ。サッと茹でてみました。モヤシって安いイメージがありますが、賞味期限は短いし水っぽいしモヤシそのものに美味しい味わいというのが乏しく他人に力を借りないと光らないですよね。

ラーメンとかでも、茹でたモヤシがたっぷり入ってると、ビチャビチャした味わいでしまりが無くて嵩増し感が残念でなりません。どうせモヤシを入れるのならきちんと炒めて味を付けたモヤシならば美味しいだろうに。

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さて。チョイと味付けが濃くなってしまったキャベツ炒めに、味も素っ気もないモヤシを一緒に食べると何と美味しいのでしょうか!

あぁ、こんな死にかけの食材をここまで美味しく仕上げるなんて。マジで旨いですよ。昼間っからビールでも飲みたいですね!(酒は全く飲めないのですが)

このキャベツのタレはあまりにも旨いので、再度タレをつくってモヤシのナムルにしました。

その他にも、何やかんやとデザートまでつくり美味しく完食。

無駄なく美味しく頂いて冷蔵庫の残り物を片付けたいと思います!