オーガニックについて-2

こんにちは。本日もオーガニックコーヒーに思うことを書いてみたいと思います。
オーガニックについて-1

コーヒーの木に、必要な肥料や病気の時に適切な処置をしないと元気に育ちません。当然ですが美味しいコーヒーを作るのはむずかしいです。

しかし、オーガニック(有機)のガイドラインに沿っていれば、どんなに貧弱な木でも不味くてもオーガニックの認証を得られます。

良質なコーヒーは健康な木々から生み出されます。弱々しい木々は、より良い種子(子孫)を残すことはありません。

自分が生きるのに必死な状態で、種子(コーヒーの種)に栄養を与える余裕はありません。見た目では真っ赤に熟したチェリーでも中身はスカスカとなってしまいます。見せかけの完熟チェリーです。

極端な話では、一本の木ですら朝日の当たる立地条件の良い場所は美味しいです。逆に、西日に当たる所は味わいは朝日側より落ちると言われています。

同じ木ですら味わいが異なるのですから、健康な木とそうでない木では言うまでもありません。

1.目の当てられないような細々とした貧弱な木々から作られたコーヒーでも、どんなに不味くても認証さえ守ればオーガニック。

2.農薬を使用しなくても問題のおこらない優れた土地で、ノウハウを持っているプロの農園主が育て、認証された素晴らしいコーヒーもオーガニック。

当然、理想を言えば2のコーヒーでしょうが、栽培技術以外にも環境も大切です。

その極めて希少なコーヒーに幾ら払うのか?オーガニックで栽培するのはさほど難しくはありません。オーガニック(有機)認証のコーヒーの入手も難しくはありません。

しかし、美味しいコーヒーで有機栽培の認証を得られたコーヒーはなかなか見つかるものではございません。美味しいコーヒーを見つけるだけでも大変なんですからね・・・。

つづく

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