スパイス

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

福袋に確定申告の書類整理もほぼ終了し、ほっと一息の時期ですがドリップバッグのご注文を多く頂き夜なべ仕事が続いております。

夜中にコツコツ頑張っていると腹が減る。頑張った自分に少しくらいはご褒美も良いんじゃない!?

今晩の夜食は冷蔵庫に残っているそば粉を何とか処理すべく蕎麦がきにしてみました。

蕎麦の香りというのは、大豆のような青臭さと土の匂いと年寄り(オバサン系)の匂いがします。

今回の蕎麦がきは更に冷蔵庫臭も混じってしまったので、創味のつゆとワサビを付けてもイマイチ味が決まらない。

この様な時に料理のセンスと言うのが出ると思う。

この不出来な蕎麦がきの冷蔵庫臭を抜く為に、チャパティ(インドの全粒粉の薄焼きパン)の様に焼いてみた。

相棒はこのチャナダールカレー(ひよこ豆のカレー)。パクチーと千切りショウガを添えるとこれが素晴らしく美味い。

チャナダールカレーはホクホクとした豆の味の素朴なカレーです。

風味は草や木に大地や花に柑橘や桃やバニラのような何とも言えない複雑で完成されたカレーの味わい。

そこに冷蔵庫臭のあるイマイチな蕎麦がきのお焼きを合わせるのじゃ!

カレーにはナンやチャパティも美味しいけど、そば粉の大地のような香りとマサラの相性は抜群で凄く美味しくなるので絶対おすすめです。

※後で調べてみたら、すでにインドではそのようにして食されているらしい。

日本人は蕎麦と言うよりは麺が好きなので蕎麦切りのほうが人気があるでしょうが、そば粉のチャパティー是非おススメです。

ちなみにインドカレーの定番のマトンのカレー。マトンとクミンが合わさると、肉体労働のお父さんの脇の下の匂いがする。

それに相性の良いコリアンダー(パクチー)は、スズランやネロリやラクトンのような少女のような香りがします。ショウガが入れば完璧。

総合するとマトンカレーは、脇の臭いお父さんと少女のペアリングで混然一体の世界がうまれています。

甘くイキイキとした香りは、パクチー以外にもフェヌグリーク(カスリメティ)、ジンジャー、シナモン、クローブ、カルダモンなどなど多くのスパイスがあります。

スパイスは無限に表現できるので面白くもあり難しくて楽しい。

コーヒーは焼く(炒る)か混ぜる(ブレンド)で変化を付けなくてはならない。制限がある中で美味しいものを作るのも面白くもあり難しい。

将来は、コーヒーもフレーバーティーのようにスパイスを使って風味を補ったコーヒーが増えて来るのでしょう。

あと20年もすればコーヒーにあうマサラを配合してマサラコーヒーなんていうのもメジャーになるかもしれません。

とりあえずスパイスの魔術師を目指して、香辛料を集めて引き出しの数を増やさなければなりません。

ちょっと真面目なお話

いつもありがとうございます。
ほろにが おすみです*^_^*

今年の冬は、本当に暖かいですよね。
天気予報で週明け、雪の予報になっていたものが
いつの間にか雨の予報に代わっていました。

過ごす分には暖かい方が助かるのですが、
おすみの実家近くには沢山のスキー場があり、
雪不足は生活にも直結しているので困っている方もいるんだろうなぁ。
と複雑な気持ちでいます。

栃木の「日光の天然氷」も暖冬の影響で切り出せるほどの厚みにならず、
例年なら沢山の氷が積まれている氷室も空っぽ。
という報道もされていました。

コーヒー豆も農作物ですので、わずかな気候変動でも品質に大きな影響が出ます。
コーヒーベルトは赤道を中心とした地域ですので、
コーヒーが暑さに強いイメージをもたれている方も多いかと思いますが、
良質なコーヒーは標高が高くかつ霜害が避けられるエリアとなり、
その他土壌や気温・コーヒー栽培に必要な雨量を備えたエリアは
思いのほか少ない限られたエリアになるのです。

今現在でも世界的な気温の上昇によりコーヒー農園では害虫が増え、
深刻な被害を及ぼす「サビ病」が発生する懸念もされています。

国際研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ」は、
アラビカ種について「現在は生産に適した土地の半分以上が、
2050年までに生産に不適切な土地になる」と警告し、
最大産地のブラジルでは、生産に適した土地の約60%が失われるとの予測も出ています。

もちろんコーヒー業界でも、環境変化に適応した品種の改良や
農業や栽培システムの対応も考えられていますので、
コーヒーがゼロになる事は無いかと思います。
しかし、このまま行けばわずか30年でそんな状況になるかと思うと怖いような気がします。

コーヒーに限らず世界中の生態系にも大きな影響が既に出ていますね。
大きなことは出来ないけれど、自分に出来る小さなことから
変えていかなければならないなぁと思っています。