ちょっと真面目なお話

いつもありがとうございます。
ほろにが おすみです*^_^*

今年の冬は、本当に暖かいですよね。
天気予報で週明け、雪の予報になっていたものが
いつの間にか雨の予報に代わっていました。

過ごす分には暖かい方が助かるのですが、
おすみの実家近くには沢山のスキー場があり、
雪不足は生活にも直結しているので困っている方もいるんだろうなぁ。
と複雑な気持ちでいます。

栃木の「日光の天然氷」も暖冬の影響で切り出せるほどの厚みにならず、
例年なら沢山の氷が積まれている氷室も空っぽ。
という報道もされていました。

コーヒー豆も農作物ですので、わずかな気候変動でも品質に大きな影響が出ます。
コーヒーベルトは赤道を中心とした地域ですので、
コーヒーが暑さに強いイメージをもたれている方も多いかと思いますが、
良質なコーヒーは標高が高くかつ霜害が避けられるエリアとなり、
その他土壌や気温・コーヒー栽培に必要な雨量を備えたエリアは
思いのほか少ない限られたエリアになるのです。

今現在でも世界的な気温の上昇によりコーヒー農園では害虫が増え、
深刻な被害を及ぼす「サビ病」が発生する懸念もされています。

国際研究機関「ワールド・コーヒー・リサーチ」は、
アラビカ種について「現在は生産に適した土地の半分以上が、
2050年までに生産に不適切な土地になる」と警告し、
最大産地のブラジルでは、生産に適した土地の約60%が失われるとの予測も出ています。

もちろんコーヒー業界でも、環境変化に適応した品種の改良や
農業や栽培システムの対応も考えられていますので、
コーヒーがゼロになる事は無いかと思います。
しかし、このまま行けばわずか30年でそんな状況になるかと思うと怖いような気がします。

コーヒーに限らず世界中の生態系にも大きな影響が既に出ていますね。
大きなことは出来ないけれど、自分に出来る小さなことから
変えていかなければならないなぁと思っています。