晴耕雨読

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

先日出て行ったと思った社長が今日帰ってきた。

え!?もう帰ってきたの?と思わず口に出してしまいました。

嬉しさのあまりですよ( ;∀;)

さてNYコーヒーボードが、100セント割れの2度目のチャレンジ中です。

先日の安値の95.45を割れば落胆し、その前に反発し100ポンドキープすれば125セントそれを超えれば150ポンドを目指す雰囲気が出てきます。

月足で見ればよく分かりますが、100ポンドというのは大きな節目です。

男女間であれば一線を越えるか超えないかの重要ラインだ。(何で男女間なのだ?)

米農家さんが、農協出しの単価が安すぎて補助金無しではやってられないよ!と文句を言うレベルでもある。

一線は2度超えている。マーケットは寛大なので3度位は多めにみてくれる。が、3度も超えれば仕掛けの売りが出ても全くおかしくはありません。

まぁ、セブンイレブンのコーヒーは来年も100円を維持できるという事だ。

安くなってる時には当然騒がないので、一応俺が言っておく。コモディティは安いぜ。これは来年使用する豆の価格だ。

生豆の市場価格が安くなった所で食品全体でインフレムードに転換してるのでコーヒーが安くなることは無いでしょう。薄利多売のコモディティコーヒー販売は嬉しい悲鳴だ。

では、当店のコーヒーが安くなるのか!?と問われれば、スペシャルティは市場にはあまり連動しない。

価格はコモディーと比べるといつでも数倍は高くて、凄く高いかまあまあ高いかの話であって凡庸品とは違うのだ。

為替はソコソコだが、送料の値上げ交渉やら、郵貯の手数料値上げ等などの話が出ているので安くなることは無い。

値段を維持出来ていたら頑張ってるんだなぁと思って頂きたいです。

実際には、コスタリカの豆は昨年よりも大幅に値下げしているし、エチオピア・ハラ― ナチュラルもこの価格は非常に頑張ってると思います。

物欲の塊のような小生が、不思議なくらいに欲しいものが無いので、生活できる分の収入があればそれだけで十分という訳で、超良心的な価格設定にしております。

2か月前までは、次回の自動車はこれ買おうと思ってましたが、決まった瞬間に何だか非常につまらなくなってしまったので白紙に戻しました。

凄い時間をかけて選んだのに、コーヒーの豆を運ぶバンにしては高額だよね!?と急に思って。(金額的にどう考えても選択対象外だろ!)

しかし、物欲が無いとなかなかテンション上がらないですよね。ジムニーとかNバンとかも欲しいなぁとは思うのですが、是が非でもと言う訳でも無くてね・・・。

そろそろ晴耕雨読とでも行きますかね。

晴耕雨読とは・・・。世間の煩わしさを離れて自由気ままに生活することで、悠々自適として自然のままに生きる様をいう。

ん?もうそんな生活してるだろ!と言われそうですね!

Photo:ケニア/カイナムイ・ファクトリー

ケニア/カイナムイ・ファクトリー

<生産者情報>
ファクトリー名:カイナムイ・ファクトリー(1964年設立)
ファクトリーオーナー名:David Kanya
所属農協名:New Ngariama農協
ファクトリー所在:中央州キリニャガ県東部Gichugu地区Ngariama
ファクトリー標高:1,460-1,750m
精製:発酵槽を使用しソーキングも行うケニアの伝統的ウォッシュト
品種:SL28、SL34、Ruiru11
栽培面積:763.2ha、400,993本(2010-2011時)
栽培品種:SL28、34、Ruiru11
シェード:グラビレア、ユーカリ、畑の周りに風除けとしてマカダミア
他の生産物:茶、トウモロコシ、バナナ、マカダミア、畜産

スイスウォータープロセス

今年で3シーズン目になるカフェインレスコーヒー。

今回は高い品質と素晴らしいキャラクターを備えたコーヒーを毎年届けてくれるペルーのフェスパ農園をデカフェ処理しました。

今まではドイツで超臨界二酸化炭素でのデカフェ処理を行っておりましたが、今回はスイスウォータープロセスによるデカフェ処理を行いました。

スイスウォーター製法とは、1930年代にスイスで開発された脱カフェイン法のひとつです。

生豆からカフェインを含む水に溶ける成分を抜き出し、その水からカフェインのみを除去し、その他の成分を戻しカフェインを99.9パーセント除去するという方法です。

詳しく知りたい方はYouTubeにてご確認ください。

コーヒーを飲みたいけど夜に飲むと眠れなくなるかたや、処方されているお薬との兼ね合いでコーヒーを控えるように言われているお客様。

妊婦さんや授乳中のお母さんなど、活躍の場を広げるカフェインレスコーヒー。

求められるお客様や利用されるシーンが今後ますます増えていくからこそ、品質や味わいに一切妥協はしたくありません。

日本では欧米のような需要はまだ少ない状況です。品質・価格・鮮度の管理も非常に難しく最も手間暇がかかり市場の狭い分野でもあります。

他の豆と比べると格段に手間かかるし神経使うし喜ぶ人も少ないし。リスクたっぷりで利益も需要も無いので儲からないしと超問題児。

沢山の事をチェレンジさせて頂いており、自分自身も新しいチェレンジを楽しんでおりますが、今後どうなる事やら。

カフェインレスを普段飲まないお客様が大半な訳ですが、機会がございましたらお友達や娘さんの出産のお祝いなどなどご利用頂けましたら幸いです。

お時間いただきますが、ドリップバッグも作成可能です!

カフェインレス準備中

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

一時の酷暑も落ち着き、お久しぶりのお客様やご新規さんなどご来店頂いております。

水出しのアイスコーヒーの注文も沢山頂いておりますので、明日の定休日はじっくり時間をかけて焙煎をしていきたいと思います。

そうそう。新しいコーヒーもリリースしなければなりません。人気のコスタリカとペルーのカフェインレスを準備中です。

今回のカフェインレスは、超臨界二酸化炭素方式ではなくてスイスウォータープロセスとなります。

液体二酸化炭素での脱カフェインは、工場の稼働率やコストがかかり過ぎるという理由からか、工場が縮小傾向にあるように思われます。

いくら優れた方法でも、やはりコスパというのはどの世界でも考えなくてはなりません。

ドイツでは2社が撤退し、イタリアでは某カフェメーカーが所有する工場があるようですが、自社の商品加工で手が一杯との情報がありました。

日本にも、超臨界二酸化炭素方式の会社もあるのですが、技術面でまだ問題があるとの事でしたので、今回はウォータープロセスでのカフェインレスです。

使用する豆は、安定して高品質のコーヒーを作り上げるペルーのフェスパ農園になります。

ペルーからカナダまで定温船で運び、水による脱カフェインレス処理を行っています。

随分と手間と暇とコストがかかっておりますが、需用はどうなのでしょうか?

カフェインレスは20年後にはもっと需要は増えるとは思うのですがね。今回は様子見程度の販売です。

Photo:コスタリカ/エル・アルト農園

コスタリカ/エル・アルト農園