こんにちは。こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。
昨日ガッツリとドリップバッグと水出しアイスバッグを作成しましたので、本日は焙煎の日となりました。
次に何か目新しい物を焙煎しようか予定は立てておりますが、生豆はそんな私の予定には従ってくれません。
早く使わないと味が落ちちゃうよ!とか、生産国で真空パックされて栃木の空気を吸ってもうちょっとのんびりさせてとか言いたい放題。
当店では、お客様のご意見よりも私の考えよりも、生豆のリクエストを最優先します。豆がベストの時を教えてくれるのです。
最近、中深煎りで販売しているエチオピアのジンマ地区のフンダオリが、シダモ地区のような風味に甘さも滑らかさを加わったような味わいになってきました。
この豆は、入荷当初からエレガントな味わいで、気品のある味わいでした。最近ちょっと艶っぽさも出てきてエチオピアのポテンシャルの高さに感心させられます。
最近のブレンドの隠し味はこのジンマ・フンダオリが一番多く、次いでイルガチェフェかケニアのどれかを使用しております。
季節のブレンド「SAKURA」はエルサルバドルです。あのパカマラ種の滑らかで豊かな風味は同じ中米のグアテマラ・サンタカタリーナ農園では出せません。
もちろん、サンタカタリーナ農園にはこの農園にしか出せない凛とした一本筋の通った味わいがございます。
何にどう使うかって!?
何となくです。配合も毎回同じにするとはございません。飲んで随時修正するようにしております。
なので誰も当店の豆の配合は知らないのですよ。私も焙煎の釜が温まるまではある程度までしか分からないのです。
よく、このブレンドのベースは何ですか!?とか聞かれますが、今飲んで何が入ってるか分からなければ知る必要は無いでしょ!?
そもそも俺は、他人の店のコーヒーを飲んで、これがコスタリカなのかグアテマラなんか全く分からないですからね。
分かる人いるのかね!?私の能力では無理だ。更にブレンドに何が入ってるかなんて。。。
ケニアやマンデリンベースなら分かるとは思うのですが、何か納得したいのでしょうね。
このグアテマラが、ウエウエテナンゴ地区なのか、アンティグア地区なのかオルトラン地区なのかは何となくわかりますよ。
コロンビアを飲んで、ナリーニョなのかノルテデサンタンデールなのも当然ある程度わかりますよ。プロですから。
ブラジルを飲んで、セラード地区なのかカルモデミナス地区なのかはわかりますよ。
自分の店のコーヒーなら銘柄もわかりますが、他人が焙煎したコーヒーなんて全く分からないですよ。
豆が悪くて不味いのか、焙煎が下手で不味いのか双方で不味いのかはかは分かりますよ。他人のコーヒーの不味いのは分かるのですよ。
どうやったら美味しくなるのかもわかりますよ。これは凄い能力です(自分で言うな!)
みなさん科学者なのかと思うくらい分析がすきですよね。分析の精度が悪すぎるのがたまに瑕ですがが、そんな楽しみもアリなんでしょうね。