生き残れ個人店

こんにちは。こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

今日は個人商店の側の話でもしてみたいと思います。

まずは自分の店の話からしてみましょう。

まず、大丈夫かよ!?と言うくらい怪しい場所にございます。

で、佇まいも大丈夫かよ!?という掘っ立て小屋です。

誰か信用できる人からの紹介でなかったら、帰ってしまいたくなる位に怪しいお店です。

そして看板すらない。もう、初めての人は恐怖でしかないと思います。

さすが、女性の方は比較的平気で来店されますが、男性客はもう何とも言えないような不安感一杯で来店されます。

実際に店まで来て車から降りずに不安で帰る人もいらっしゃいますし、店の前の道を10往復位しても探せずに帰る人も。

「もしかして、あの有名なコーヒー屋さんを探しているのですか?」

なんて自分から言う事も出来ないですしね。。。近所の人の車は分かるし、半分は軽トラなのでね。

まぁ、一度勇気を出してお店に入れば、モコミチのようなグッドルッキングガイの店員や北川景子のような素敵な店員が笑顔で接客してくれるでしょう。(ココは笑う所)

大手のファミレスや大手スーパーに行き慣れている人には、個人の接客に不満に思う場合もあるかもしれません。

ただ、お肉は肉屋、魚は魚屋。野菜は八百屋。ブドウは生産地で買い、コーヒーはコーヒー豆屋。と専門店で買い物をする人はおります。大手スーパーにはなかなか手に入らないものもございます。

次回は、忙しい時代で全てスーパーで済ませてしまう人も多いですが、個人店の魅力?でも書いて見たいと思います。

この豆を下さい。

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。
この豆を友達に頂いたのですが、すごく美味しかったのでこの豆を下さい。

と、写真を撮って、ウチの店を探し出してくださいました。

小さいラベルに見えない位小さな文字で住所を書き込んでますが、わざわざ探し出してくれるなんて嬉しい。

私も美味しい物を沢山頂きますが、その商品を探して購入するまでになるにはなかなかなりません。

実はこの豆は、福袋の商品で最もお気に入りの豆の一つでした。

どうしてもコロンビアは「あっ、コロンビアね」感を持つ方が多いのですよね。

自動車で言うと、「あっ、トヨタね」って感じです。

で、お客様は、韓国の「ヒュンダイ」ないですか!?って。

ドイツ車やイタリア車ならまだしも、どうして韓国の自動車を・・・。

と思うのですが消費者の求める物はユニークだ。

このクオリティーに仕上げるには莫大な費用がかかる。超特別仕様だ。

しかし、どんなに特別につくろうが、どんなにクオリティーが高かろうが、ワンランク上の美味さを感じないのであればただの高い商品でしかないのですよね。

美味しい(クオリティーが高い)だけじゃダメなので本当に難しいです。

実はこれ、100g680円で販売してました。あまり量が無かったので超激安お買い得です。

店にきて、今何がおススメかを聞かない人が多いけど不思議でならない。小生がウチの豆は一番詳しいんだ。

全ての豆をチェックして良品しか販売はしてないと思いますが、どうしてこの時期にコレとコレを選ぶのかな?俺なら絶対に選ばないよというチョイスをする人も多い。

コーヒーには旬がある。味が分かる分からないは別にして、旬のぶっ飛んだ味わいを体験して欲しい。

美味しものを提供したいのだ。とはいえ、お客様は、美味しい(クオリティーが高い)だけじゃダメなのでね。求める物は意外と「ヒュンダイ」なんだよな。

ヒュンダイにドキドキ・ワクワクが無いんだよ。俺には。

※コーヒー生産国でよく「ヒュンダイ」乗りますが、決して悪い車ではございません。ただ、私はメルセデスやポルシェやフェラーリのほうが好きなだけです。コーヒーもぶっ飛んだ味わいの方が好きなのです。お客様の意見も大切ですが、ヒュンダイは勘弁してほしい。

いるがちょ?ちぇ?ちぇ?

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

開店当初からお世話になっているお客様が、15年前のエチオピア・イルガチェフェの袋を持ってきてくれました。

エチオピアのイルガチェフェ。この文字はパソコンを叩けば溢れるほど出てきます。ただ、10年以上前に日本で販売しているお店は極めて少なかったです。

ビックリするような美味い豆があるぜ!シダモ地区のなかのイルガチェフェって言うんだぜ!これバケモンだな。この生産地に行ってみたいな!仲間と話した覚えがあります。

セレブで(元)美女なお客様方が、「いるが・・ちゃ?ふぇ?」「いるがちょ?ちぇ?ちぇ?」とかイチイチ声に出して発音練習をするのを何度も遮って、エチオピアですね!と言ったことか。放置しておくと5分位奥様方で発音練習してますからね。

ちなみに男性は、「コレください」と、読むことを放棄する場合が多いです。男女でコミュニケーション能力の差が出来ると言うのはうなづけます。

そして、「イルガチェフェっていろんな店でよく聞きますよね!」

なんて時々言われますが、この豆を見つけてアホみたいにお客さんにおススメしてきたのですよ。私。10年以上かかってようやく認知されるようになってきたのです。プロからそこそこ詳しい素人まで。

今現在、ご紹介しているイルガチェフェは、南部諸民族州ゲデオゾーンのイルガチェフェの中でも素晴らしい香味のコンガ地区にあるWotte Washing Station 周辺の農家のイルガチェフェなのです。

天日で乾燥された生豆は1.脱穀 2.異物除去 3.スクリーン選別 4.比重選別 5.電子選別 6.ハンドピックと進んでいきます。

ハンドピックはベルトコンベアに乗せられ、一定の時間停止している間に、両サイドにいる工員によって選別が施され、10年のキャリアを誇るベテラン工員による選別を施す特別な仕様となっています。

同じような名前が付いてますが・・・。モノが違うのですよ。味わいも。経験も。別格なのですよ。

と言っても、味の違いが分からないとどうにもなりません。半数以上がわからないが、分かる人がわかれば良いのです。

私は接客して5分で、お客様の味覚能力がどれほどか判断できますのでね・・・。

どんなに頑張っても、どんなに説明しても、味の違いがわからないと、豆が膨らんだとか膨らまないとか酸っぱいだの酸っぱくないだとの話で終わります。

あっっ、2分でお客さんの予算も分かりますよ。商人ですのでね。沢山のお客さんを見てますから。

私はどんなお客様でも全力で喜んで頂けるように努力はしてるつもりですが・・・。

きっとお客様も気が付くと思います。消費のプロですからね・・・。

たぶんアタリです!

私は大口購入か、味がわかる人か愛想の良いお客様が大好きです!

そんな人間性を疑うような店員ですが、それすらも許してくれる心の広くかつ違いの分かる素晴らしいお客様をお待ちいたしております!

ちなみにどんなに大口のお客様でも、接客態度は雑ですので気にしないでください!

これは遺伝ですので!

そうじゃない!

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

この所雨がちな日が続きますね。ジャガイモの種イモが腐るんじゃないか!?とか、早くジャガイモを植えなくちゃ!と、日本中のジャガイモ愛好家がやきもきしてますね。(してない!?)

来週からは、私の住んでる周辺では天候がよろしいようで、水曜日辺りは一家総出でジャガイモ植え日和でしょう。(え!?みんな植えないの?)

毎回、ジャガイモの話ですまないが、個人的にはそんなに多く食べる訳でも無いのです。ピリピリする奴いるよね。時々。

子芋を素揚げして甘辛く炊いた奴なんかで、ソラニン攻撃にあうとしょんぼり気分になってしまう。(それでも旨いし食べるけどね)

ただ、植えてから三ヵ月で収穫できるし収量は植えた時の10倍に増えるので家庭菜園でのコスパは最高です。

そしてもう一つ言いたい事がある。

彼女に作ってもらいたい料理の定番「肉じゃが」あんなの絶対嘘ですからね。

肉じゃがなんて誰がどんな風に作ってもそれなりに作れるので、「彼女を困らせない為の配慮」なのです。

もしくは男性は「肉じゃが」って言っておけば、それほど酷い料理にならないから「肉じゃが」と言え、という女性からのメッセージですからね。

男性が食べたい料理は、「小鯵の南蛮漬け」や「ポンカンのピール」や「栗の渋皮煮」や「西京漬け」に「幽庵焼き」に「粕漬け」に「酢豚」等の決して高価な食材では無いけど美味しい料理ですからね。

めんどくせーと言う女性は多いだろう。確かにそうだ。稼ぎの良い人なら小料理屋で食べればよい。

稼ぎも少なく小料理屋なんて行けないなら、他に作ってくれる人を探すか自分で作ればよい訳さ。

199円の小鯵で絶品な南蛮漬け出来るよ!

何度も言うよ!肉じゃがじゃなくて、小鯵の南蛮漬けね!

美味しいコーヒーを

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。

10坪10万100万円

30年前に喫茶店の目標とする数値です。

10坪の店を1人で回して10万円の家賃で100万円の売り上げです。

ここまでくれば、パートさんに手伝ってもらっても採算が合うでしょう。

べらぼうに儲かる訳では無いけど、リスクに見合ったリターンだと思います。

昔なら可能だったかもしれませんが、今ではどうでしょうね。

1人で100万円の売り上げ。出来たらすごいですよね。

昨今は飲食店の一人当たりの一月の売り上げは60万円で合格だそうです。

60万か。収入じゃなくて売り上げね。しかも勝ち組で。どんなに電卓を叩いてもリスクとリターンが合わない気がする。

売り上げや収入が全てじゃないけど、人生をかけた大勝負でこのリターンは躊躇するな。。。

飲食業は開業率は圧倒的に高いが、廃業率も圧倒的に高い。そして収入は低い。拘束時間は異常に長い。

仮に。その低い収入の中でも勝ち組になったとしても、ポルシェなんか乗ったら客に何言われるかわからんし、多店舗化したら味が落ちたとか言われる事も多いだろうし。

ウチは多店舗化なんて真っ平ゴメンだな。それよりは売り上げが落ちようが収入が減ろうが、より美味しいコーヒーを造りたい。

美味しいコーヒーは皆さん歓迎だろうが、素材から更に厳選しなければならんので当然価格も変わる。

価格上昇は歓迎されないだろうけどね。ただ、私は売り上げが落ちようが収入が減ろうがどうでも良くて、ただ美味しいコーヒーを造りたい。

勿論。お客様に喜ばれるような手ごろな商品もキープしつつ、品数は減らし厳選して行きたい。徐々にね。