選択

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。
とあるお寿司屋さんの話で、寿司をにぎるのは3年で出来るけど、目の前のお客さんからいくら請求すれば良いのかを判断するのは10年掛かるという話がありました。私は回るお寿司やさんしかご縁が無いので、目踏みされることはありませんが、嘘かホントか失礼な話ですよね。

一流の店員は露骨にそのような態度は取らないでしょうが、多かれ少なかれお店の人はお客を見ていると思います。

凄く感じの良いお客さんだったり、素適な服の着こなしだったり、人を惹きつけるような話術を持っていたり、凄い職人さんだったり・・・。

お店をしていると、いろんな魅力的な人と出会えます。それが客商売の楽しさでもあるのです。

で、逆に最も扱いにくいのは、俺(私)凄いんだぜ!
ほら、褒めてよ。凄い大物のオレが来店しましたよ。
早く褒めなさいよ。知らないだろうけど私って凄いんだから。
的な話しっぷりをするお客さん。

商売人なら、上手に褒めて気分良く予算の上限まで買って頂くようにするのですが、私の場合は小売業(商人)というよりは、製造業よりなので、このてのゴマすりとかがめんどくさくて・・・。

職業病なんだろうけど、だいたい10年も人の財布を見ていれば、どんな買い物をするかは想像が付くもんなんです。
凄いかどうかは結構見れば分かっちゃうの。どのくらいの予算なのかも判るの。これって、ほんとイヤなんだけど職業病なんですよね。。。

そして商人の自分が「適当に褒めて気分良く買い物させよう」と呟くのですが、製造業の自分は、「わざわざご機嫌を取らなくても良いんじゃない??普通の接客で。」てな具合で、心の格闘をしております。

当然、不快な思いはさせないように、出来る限りの接客をおこないますが、どう言う訳か、名刺を請求される事が多いのです。

ショップカードに地図も電話もwebアドレスも書いてありますが、名刺を欲しがるのです。まぁ、想像は付くのですが・・・。

「あぁ、あいにく名刺を切らしておりまして(笑)」

すみません。店側が選り好みして。。。

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