今回ご紹介いたしますのは、コスタリカで最も高い標高を誇るチリポ山の西側に連なる山脈の山麓に位置するピエドラ地区のエル・アルト農園カバーニャ区画です。
栽培はこの地で高品質コーヒーを牽引するロス・クレストネス・マイクロミル。ケニアの最高品種SL28種をコスタリカの最高の地域で栽培致しました。
深紅色に完熟したチェリーは、ウエットミル(果肉を除去・乾燥工程)・ドライミル(選別・パーチメントを脱殻工程)が行われます。
味わいはケニア特有の力強い果実味とは一味違った風味が味わえ、チリポ山の微気候や土壌、水、空気といろいろなエッセンスが詰め込まれ見事な味わいに仕上がっております。
一口含むと、フローラルできれいな酸と滑らかなコクのバランスが心地よく、赤い果実やみかんのような爽やかな酸にミルクチョコレートのような厚みのある口当たりが楽しめます。
一杯のコーヒーから、農園主グレースさんのコーヒー栽培にかける情熱が窺い知れるような大変素晴らしいコーヒーに仕上がっております。
最近のコスタリカでは果肉を付けたまま乾燥させ特徴を際立たせるハニー仕上げやナチュラルの人気が高まっております。
これはこれでユニークな香味が楽しめますが、最良のエリアで丹念に造り上げられた伝統的な「フーリーウオッシュド精製」はバランスが良く非常に素直な味わいながらも、甘くうっとりするような心地よい余韻が長く楽しめます。
また、深煎りのドン・マジョ フジも同じサン・ホセ州東部チリポ地域ピエドラ地区のコーヒーです。こちらも合わせてお楽しみ下さいませ!