こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
8月に入りますます暑い日が続きましたが栃木はちょっとしたお湿りです。
さて。コーヒーの農薬やポストハーベストについてご質問を頂いたので、私のわかる範囲でお応えしたいと思います。
多少気になる輸入食品の残留農薬。有機栽培がいい。無農薬がいい。中国産は絶対に買わないとかよく耳にします。
まずは、厚生労働者の「輸入時における輸入食品違反事例」を見てもらえば、ある程度気を付ける項目が見えてくると思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/yunyu_kanshi/ihan/index.html
昨年の違反事数はざっくり下記のようになります。
中国 250
アメリカ 120
ベトナム 70
タイ 50
インドネシア 18
フィリピン 11
ブラジル 9
中国が多いのは輸入量の多さから来るものと思われますので、中国だけが異常に危ないというのは無いと思います。もう少し深掘りしたい所ですが今回はここまでとします。
気になるのはアーモンドや豆類のカビ毒。発がん性の強いアフラトキシンが見につきます。特にアメリカ産のアーモンド。
コーヒーは滅多に無いのですがたまに湿度の高いエリアであまり管理のされてない生豆から検出されております。
お米はタイ米が入ってるようです。カビの違反事例が見当たりますがコンテナ内の結露によるカビが原因でしょうか。
当然ですがコーヒーも一般的なコンテナ輸送中には結露の被害に見舞われます。当店の豆の場合はリーファーコンテナ(冷蔵機能を備えた特殊なコンテナ)で一定の温度を保って運ばれるものが多いです。これなら安心。
コロナ禍以降コンテナ不足に見舞われ一部常温コンテナも使用してますが、全ての豆は真空パック又はグレインプロという穀物用の特殊袋で輸送され、入港後すぐに定温倉庫に運ばれます。
見えないところにお金をかけてます。激安品よりも高いのはこの理由であり、美味しさの理由は生産から輸送・保管・管理までのコストをかけております。
しかしながら商売で一番大切なことは、「良いものであると人々に認知されること」
これには当店ではコストはかけておりません。
一般的な価格より2割程度は安いのは売るためのコストをかけてないからです。
じゃぁ利益率は低いのかと言えばそんな事はございません。きちんと利益は頂いております。
以前はコーヒーフィルターは赤字で販売しておりましたがこれも解消しました。
売れるための努力をするとメンドクサイ事になるのだ。
そもそも仕事と言うのはメンドクサイ事をする事なのだがね。
「商売は良いものを作るんじゃなく、良いものであると人々に認知されるものを作らないといけないのです。」
あぁ、話がそれてしまいました。続きは後日。