今回ご紹介させて頂く、コロンビア・トレドはノルテ・デ・サンタンデール県のトレド地域(ラバティカ地区も含む)です。
ノルテ・デ・サンタンデール県はコロンビア北部、アンデス地方の北東に位置しベネズエラ国境に接しています。コーヒー栽培の歴史は古く、1800年に始まりました。
ティピカ種をメインに昔ながらの方法で栽培をする農家が多い印象ですが、若い生産者の方は新しい品種の栽培にも意欲的です。
一つの県の中に山岳部・砂漠地帯・台地・丘陵など様々なエリアがあり、河や支流がそこかしこに流れています。
コーヒーの生産は、アンデス山系の一つ、東コルディエラ山脈の斜面で行われており、様々な気候帯があるおかげで、コーヒーの生産には大変適した環境です。
コーヒーノキは半日陰(セミシェード)と日陰の下で栽培されるのが特徴で、バナナやパパイヤの他、天然の木や林の木陰でコーヒーノキを栽培します。
ノルテ・デ・サンタンデール県の大きな味わいの特徴は、南部のコーヒーのような力強いコクや酸でキリっとした味わいというよりは、穏やかな酸味にナッツやチョコレートのような風味が印象的です。
その中でも、トレド地区はマイクロクライメイト(微気候)の影響で、狭い範囲における、その土壌、気候特有の多様な香味を生みだし魅力的な味わいが楽しめます。
YouTubeにノルテ・デ・サンタンデール県の雰囲気が分かるサイトがございましたので、コロンビア・トレドのコーヒーでも飲みながら、コロンビアへの旅行気分を楽しんでみては如何でしょうか。普段よりちょっぴり美味しく感じるかもしれません!