こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
新年、あけましておめで(以下省略)
本年はより一層素晴らしいコーヒーを(以下省略)
美味しいコーヒーを作りたい。
自分が飲む為に。
中煎りが好きなお客様も、中深煎りが好きなお客様も無視して。
今、目の前にあるコーヒーの生豆が最も美味しくなるように焙煎したい。
そのような理由で「ファインロースト」をつくりました。
ある豆は中煎りの深め、ある豆は中深煎りの浅め。
ある豆は、浅めの焙煎と中深煎りの浅めの豆と二回焙煎してそれをブレンドして商品化したり。
目の前にある豆が美味しくなる事だけを考えております。
毎回毎回ブラシュアップをかけておりますので、どのように焙煎するかの手段は後で「目的は美味しさ」なのだ。
お客様の喜ぶような商品を作るのが良いお店なのかもしれません。
しかしながらカッピングもできないし、「美味しい」と「凄く美味しい」の違いはおろか、「普通」と「美味しい」の差も分らない人が多い中、素人を小手先で喜ばすような薄っぺらい仕事はしたくない。
ま、どうせ大半が味なんて分らないのだからと、聞き心地の良い言葉を並べておけば無難に事足りると思う。
ただ、コーヒーは俺が飲むために焙煎しているのだ。50歳を過ぎたワイには客を気持ちよくさせて飯を食うための手段でやっているのではない。
それじゃぁ、上司に媚び売って思ってもいない事を平気で言えるサラリーマンのようだ。
黙って美味いものを作らせてくれと毎回思っています。間違ってるか?
メニューに無いのは、美味しくないから出さないのだ。上手かったら自慢げに出すだろ?
大半が味が分らないのだが、美味しいコーヒーを楽しむお客様も大勢いるのだ。最近本当に多くなった。
その味のわかる人にがっかりするようなコーヒーは出したくは無い。
メニューに「中深煎り」が無くなり不満に思う方もいるでしょう。
仕方ない。私の目的は美味しいコーヒーを焙煎したいのだ。
「中深煎り」を焙煎するのが目的ではない。
「美味しいコーヒーを焙煎する」のが目的なのだ。美味しいコーヒーが好きな人が集まればいい。
美味しいコーヒーを作りたいので、今現在あまりおいしくないグアテマラの販売を停止した。
グアテマラが好きな人は、美味しくても多少不味くてもグアテマラ何でもいいのだ。(経験上)
ただ、美味しいコーヒーを飲みたい人も、今現在お勧めで無いグアテマラを購入してしまう可能性があるのだ。それは困る。
ブラジルもしかり。美味しいブラジルでも多少不味くてもブラジル好きはブラジルでいいのです。
どうして「中深煎り」を求めるのか?
今現在、当店の環境では美味しくないと判断した「グアテマラ」や「ブラジル」を求めるのか?
美味いものを求めてくれれば十分答えられるのに、どうして美味しくないと判断したコーヒーを求めるのか?
そう、メルセデスベンツが好きなのではなくて、メルセデスベンツを乗っている自分が好きなのだ。
ヴィトンのバッグが好きなのではなくて、ヴィトンのバッグを持っている自分が好きなのだ。
そんなチョロい客を気持ちよくさせる手段は知っている。楽勝だ。
が、メンドクサイ。シンプルに美味しいコーヒーを作って、美味しいコーヒーを飲んで喜んで頂けたら何もいう事は無い。
いつの日か良いグアテマラ入荷しリリースするでしょう。それまでお楽しみにお待ちください。
いつの日か、コロンビアが販売停止になるでしょう。あぁ、今はお勧めじゃないのだなと思い、その時メニューに乗っているおすすめのコーヒーをお楽しみください。素晴らしいコーヒーを準備しております。