人の行く裏に道あり花の山

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
暑い日が続きますがお元気でしょうか。

空前のコーヒーブームの日本。なんて事はなくて消費量は24年前まで急降下。

コーヒーが流行っているとブームを作り、生食パンが流行ってると言ってブームを作り、キャンプが流行ってると言ってブームを作る人が儲かり、ブームに乗って儲けようとする人は大体損をするものだ。

スノーピークも高級生食パンも唐揚げも餃子もスムージーも白いたい焼きもフレッシュジュースも考えなしで行動すれば同じ道を歩む。

ポーカーをやり始めて20分経っても、まだ誰がカモか分からない人は自分がカモなのだ。

ゲームにはたくさんのプレイヤーがいますが、その人たちが何で利益を出したいのか、いくら得したいのか、これを見極められないと、自分がカモになってしまいます。

ま、スノーピークのキャンプ道具買って、ホットサンドメーカーに高級生食パンでグリルサンドを作るくらいのミーハーなカモなら人生楽しそうではある。仲間に入りたい。

2024年の訪日外国人が2019年を上回っても、コーヒーの国内消費量が上昇しない場合は確実に消費は低迷時期に入ったという事になる。

消費は随分と落ち込んでいるのに、コーヒー業界のカンファレンスの来場人数は年々増えているようです。最後の出遅れカモがのこのことやってきているようで可哀そうである。

人の行く裏に道あり花の山

マンデリン

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
最近、コーヒー豆が上がってるとのニュースが流れているのか、結構な頻度でコーヒーの相場事情を聞かれます。

今の生豆は、去年の為替や原油価格にニューヨークのコーヒーボードを見れば想像できます。

今現在の為替や原油やコーヒーボードは来年の販売価格の指標になります。

まず為替は円が弱すぎます。

原油に関しては高値安定です。為替を考慮して補助金が入っているのでガソリンも170円位でしょうが、補助金が無かったらおそらく200円越えが続いているような非常事態です。

コーヒー相場も200ドルを越えて推移しております。これも当然ドル換算なので22年の高値よりも円換算では高値で取引されます。

コーヒーの生豆は上がっており、今後もどんどん上がっていきます。

で、ウチはどうするのか?というのがお客様の気になるところでしょう。

マンデリンは近い将来値上がりします。これは避けられないので先にご報告させて頂きます。

マンデリンンは他に変わりのない唯一無二の存在なので、妥協せず最高のモノをお届けしたいと考えております。

味を落として価格維持という方法も出来ますが、第一に美味しいマンデリンが世の中にほぼ無いので美味しいマンデリンをウチでだします。

高くて困るという人の意見もわかります。価格を落としたい人は美味しいマンデリンに、低価格な豆を自分でブレンドして価格を下げてください。

それなりのコーヒーには仕上がります。

「それなりに美味しい」から「凄く美味しい」は難しいです。

お金をどんだけ積んでも非常に難しいです。お金で解決できるのならどんだけ楽か。

コーヒー豆が高騰

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

最近お客様との会話で、コーヒー豆が高騰しているってニュースで見たんだけどどうなの?と。

コーヒーの生豆の価格が高騰していると認知されれば値上げがしやすい。

特に元卸(商社)には嬉しいニュースだ。

小売業も実際に価格が高騰しているので、消費者に認知して頂けるのは嬉しい。

コスト削減も難しいので、タイミングを見て値上げのお願いもする事になるでしょう。

うちは、値上げよりもやりたいことがあって、値上げ自体もメンドクサイのでそんなに乗る気では無いです。

多少収入が増えようが減ろうがあまり気にならない。

そもそも、収入を増やしたかったらもっと積極的に宣伝やメルマガも出すだろうしね。

そんな訳で俺の金でも無いし、買うものもそんなに無いし、派手に遊ぶ時間も無いし。値上げよりは据え置きの方がお客様も嬉しいだろうし。

実際、世界のインフレを見ると日本のインフレなんて可愛いものです。

コーヒーの販売価格も上がったというのが消費者の感覚でしょうが、世界的に見たらほぼ変わっていない位の数値だ。

コスト分位の上昇程度で、利益率で考えるなら20%は上昇していないと不健全だ。

かつての日本のコーヒーは高額だった。

米国のような大袋も受け入れられず、細かい注文が多くコストカットが難しい状況だがやっぱり割高であった。

その差は逆転し、同品質の豆では米国のほうが圧倒的に高額に見える。為替の影響もあるが。

10年前にとある勉強会で、これからコーヒー業界は大変な時代になると推測している人がいた。

軽いのりでコーヒー屋の独立した人は惨憺たる状況だろう。

スペシャルティコーヒーはこの25年間で、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。

この最後の段階に入ったのかもしれない。産地によっては確実に消えゆくフェーズに入っている。

2016年からコロナ禍前までが、コーヒーの成熟時代だったと思う。

当然、コーヒーが無くなることは無い。ガソリンや小麦やコーンや大豆のように必要不可欠な物だからだ。

流行りだブームだと言っても、白いたい焼きやタピオカのようなモノとはマーケットが違う。

横浜税関

クリックして1810coffee.pdfにアクセス

20年前から輸入の数量はほぼ変わっていないが価格は2倍に跳ね上がっています。

原価率で価格を決めるのがセオリーなので、20年前の2倍以上に上がっていないと事業としては良くないのだ。

来年は為替の影響で更に高くなり、史上最高値の金額になるでしょう。

正直なところ豆の価格が高くなると困るなんて言ってられません。高くてもいいので美味しい豆が欲しい。

それくらい現在は良い豆の確保が難しい状況です。ここをクリアしないと原価とか利益とかの計算には進めません。

ブルータスNo.5

ブルータス

ブルータス

世界的に注目され非常に高評価を受けているイエメン固有の品種イエメニア。この豆の欠点とあえて言えば美味しすぎる事。個性的過ぎる事。そして高額である事です。

今回は特徴的なイエメニア種の風味を十分に楽しみつつ、果実味に洋酒やジャスミンやローズのような複雑でミステリアス。エキゾチックな風味に仕上げました。

ドライフルーツのような甘さにオレンジのような爽やかさと、芳醇でありながらもくど過ぎず伸びのある心地よい余韻が楽しめ、今までのモカブレンドとは一線を画すブレンドをつくりました。

世の中には沢山のモカブレンドがございますが、ここまで贅沢に仕上げた物はそう出会えることはございません。

モカと言えばモカ港のイエメン。モカブレンドと言えばイエメンの豆を使ったブレンド。そんな昭和レトロの味わいを、最先端の豆で仕上げました。

数量限定となります。是非一度お楽しみください。

空前のコーヒーブーム

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

皆さんも感じているであろう空前のコーヒーブーム。

「もう終わっちゃったのかなぁ?」

「バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ」

映画『キッズ・リターン』より

さて、コーヒーの消費量は20年前と比較すると10倍になり、当店の収入も有難いことに10倍に膨れ上がっております。

開店当初は休みなしで働いて夫婦で20万そこそこの収入でしたが、今では週3日も休んでひと月に200万円を越える収入を得ております。

そんなことは全くない。

コーヒーの輸入量なんて20年前からほぼ変わっていない。

「コーヒーが金になる」と思ってビジネスを始めた人は10倍になったかもしれない。

カフェも10倍に増えたかもしれない。自家焙煎も増えた。

ビジネスには広告がつきもので、コーヒーという文字を目にする事も増えたのは事実だ。

だが、コーヒーの輸入量は20年前からほぼ変わっていない。これが全てだ。

輸入量が変わって無いのなら消費量もほぼ変わってないのだ。

変わったのはデカフェの輸入量が5倍くらい増えた事。

逆に輸入したコーヒー生豆を加工してインスタントコーヒーの輸出が非常に好調である。輸出量は3倍になっている。

特にロシア向けインスタントコーヒーなどは好調だ。

中国、台湾、香港へのコーヒー(煎り豆)の輸出も増えている。

伸びているのは、カフェインレスと加工品の輸出でありコーヒーの流行りなんて数値上ではほぼ無いに等しい。

みんなコーヒーが活況だと思っている。

イメージと現実は違う場合が多い。

接客業としては、真実を言って理解できる人か出来ない人かを判断しなければならない。

当然、20年も商売をしていれば、そんなの瞬時にわかる。相手の味覚の能力から経済力までわかる。

味覚が狂っていて自己顕示欲が強い人には、現実を言っても通じない。当然言わないほうが良い(商売的には)

しかし、平気で間違ったことを言って金儲けをするのも違う。

とは言え、客に分らない事を言っても戸惑うだけだ。客を気持ちよくさせるのが商売なのだ。

ま、私の場合は余計な真実を言ってしまって、客のプライドを傷つけてしまう事が多いのですがね。

当然、私も多店舗化かスタッフを抱えたら、金の為に嘘でも客に媚び売り、ご機嫌取り何でもやりますよ。生きてく為に。

ただ、せっかくの自営業ですので自分を殺してまで金儲けをする気は起きないですよね。

自営業万歳。(サラリーマンが務まらなかった僻みを含む)