BRUTUS NEVER

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
ここ数日、息子と社長が培養した超強力な風邪菌を注入されて寝込んでおりました。

当然、寝込む前に焙煎をしたり出荷をしたり。月次決算をしたり新しい豆の準備にHPの更新となかなかハードです。

熱にめっぽう弱いので、解熱剤をガンガン飲んで寒さと暑さが交互に襲ってくるのを巧みに無視し推し進めます。

さてさて。新作発売です。
新しいブレンドは、創業23年で初のケニアをメインで使用し、現在使用中の豆の中で一番高額なブレンドになります。

試作品の段階でかなりの量が売れており、早くブレンド名とラベルにHPの作成をしなければなりません。

当店で最も高額な豆を使用して、このラベルはどうかと!?と自問自答。

このラベル。だめだろ。

モカとケニアのブレンドという事で、第六代目のBRUTUS NEVERとしました。

メインで使用するケニアは新入荷のカイナムイファクトリーになります。

超円安ですので、仕入れコストは非常に高額なのですが、お値段据え置きでご提供です。キャラクターのある味わいがお好きな方は是非お試しください。

コーヒー豆が高騰

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

最近お客様との会話で、コーヒー豆が高騰しているってニュースで見たんだけどどうなの?と。

コーヒーの生豆の価格が高騰していると認知されれば値上げがしやすい。

特に元卸(商社)には嬉しいニュースだ。

小売業も実際に価格が高騰しているので、消費者に認知して頂けるのは嬉しい。

コスト削減も難しいので、タイミングを見て値上げのお願いもする事になるでしょう。

うちは、値上げよりもやりたいことがあって、値上げ自体もメンドクサイのでそんなに乗る気では無いです。

多少収入が増えようが減ろうがあまり気にならない。

そもそも、収入を増やしたかったらもっと積極的に宣伝やメルマガも出すだろうしね。

そんな訳で俺の金でも無いし、買うものもそんなに無いし、派手に遊ぶ時間も無いし。値上げよりは据え置きの方がお客様も嬉しいだろうし。

実際、世界のインフレを見ると日本のインフレなんて可愛いものです。

コーヒーの販売価格も上がったというのが消費者の感覚でしょうが、世界的に見たらほぼ変わっていない位の数値だ。

コスト分位の上昇程度で、利益率で考えるなら20%は上昇していないと不健全だ。

かつての日本のコーヒーは高額だった。

米国のような大袋も受け入れられず、細かい注文が多くコストカットが難しい状況だがやっぱり割高であった。

その差は逆転し、同品質の豆では米国のほうが圧倒的に高額に見える。為替の影響もあるが。

10年前にとある勉強会で、これからコーヒー業界は大変な時代になると推測している人がいた。

軽いのりでコーヒー屋の独立した人は惨憺たる状況だろう。

スペシャルティコーヒーはこの25年間で、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。

この最後の段階に入ったのかもしれない。産地によっては確実に消えゆくフェーズに入っている。

2016年からコロナ禍前までが、コーヒーの成熟時代だったと思う。

当然、コーヒーが無くなることは無い。ガソリンや小麦やコーンや大豆のように必要不可欠な物だからだ。

流行りだブームだと言っても、白いたい焼きやタピオカのようなモノとはマーケットが違う。

横浜税関

クリックして1810coffee.pdfにアクセス

20年前から輸入の数量はほぼ変わっていないが価格は2倍に跳ね上がっています。

原価率で価格を決めるのがセオリーなので、20年前の2倍以上に上がっていないと事業としては良くないのだ。

来年は為替の影響で更に高くなり、史上最高値の金額になるでしょう。

正直なところ豆の価格が高くなると困るなんて言ってられません。高くてもいいので美味しい豆が欲しい。

それくらい現在は良い豆の確保が難しい状況です。ここをクリアしないと原価とか利益とかの計算には進めません。

初夏の資材置き場報告

いつもありがとうございます。
ほろにが おすみです*^_^*

夏を感じさせる陽気となってまいりましたね。
真夏でもこれくらいの暑さなら過ごしやすいのになぁ。
あと10度以上も気温が上がると思うと、
なんだかがっかりです。。。。。

さて、気温も上がり良い具合に雨が降るこの季節は
雑草との戦いの火蓋が切られる時期でもありますO( `_´)乂(`_´ )O

しかもこの時期は野菜の植え付けの時期でもあるので、
本業ではない部分でおお忙し!

今年は知り合いから思いがけず里芋の種イモをいただいたり、
かぼちゃ好きのマスターが発芽させた種たちが多かったりで、
植えるための場所を開拓した感じでした。

資材置き場は、敷地は広いものの
きちんとした畑地が無く開墾作業からの始まりとなるので
植えるまでの手間がかかるんですよねぇ。

ジャガイモが順調に成長中♪

ジャガイモの花もなかなか綺麗です

これはおすみも初めてみる「ごぼうの葉」です

藪の中にクレマチス!

雑草の中にあるクレマチスのツルを何度ぶち切ったことか。
気を付けていてもほかの草と一緒に引っ張っちゃうんですよねぇε=(´o`;)

資材置き場には小さなギボウシから巨大なものまで
こちらは直径1m50cmくらいかな。おすみくらいありそうな大きさです。

この巨大なギボウシの葉っぱはこんな感じ

大トトロが持つには、まだ小さいかな。

ブルータスNo.5

ブルータス

ブルータス

世界的に注目され非常に高評価を受けているイエメン固有の品種イエメニア。この豆の欠点とあえて言えば美味しすぎる事。個性的過ぎる事。そして高額である事です。

今回は特徴的なイエメニア種の風味を十分に楽しみつつ、果実味に洋酒やジャスミンやローズのような複雑でミステリアス。エキゾチックな風味に仕上げました。

ドライフルーツのような甘さにオレンジのような爽やかさと、芳醇でありながらもくど過ぎず伸びのある心地よい余韻が楽しめ、今までのモカブレンドとは一線を画すブレンドをつくりました。

世の中には沢山のモカブレンドがございますが、ここまで贅沢に仕上げた物はそう出会えることはございません。

モカと言えばモカ港のイエメン。モカブレンドと言えばイエメンの豆を使ったブレンド。そんな昭和レトロの味わいを、最先端の豆で仕上げました。

数量限定となります。是非一度お楽しみください。

グアテマラ_サンタバルバラ

今回ご紹介致しますのは、ウエウエテナンゴ県サンタ・バーバラ地区の小規模生産者選抜のコーヒーです。

ウエウエテナンゴ県と言えば、以前ご紹介しましたパカマラ種やゲイシャ種で有名なエル・インヘルト農園や一昨年前に販売してましたエル・ディアマンテ農園など高品質で人気の高いエリアとなります。

今回ご紹介するロットも標高1,800-2,400mと非常に高いエリアで、一般的なコーヒー収穫時期よりも1-2ヶ月も遅れるほど冷涼な環境で育てられます。このゆっくりと時間をかけて熟すため、糖度が非常に高いコーヒーになります。

味わいは華やかで白桃のような甘い香りと、滑らかでクリーミーな口当たりがあります。時間と共に味わいが変化し、上質なチョコレートの様な風味も楽しめます。

同じグアテマラでも柑橘系の爽やかな味わいと力強い味わいのサンタカタリーナ農園とは異なり、産地による香味の違いが楽しめると思います。

このサンタ・バーバラ地区は細かく尾根が走る台地のような山塊エリアに約1600軒の小農家が点在しております。主要言語はマム語(マヤ語族の一系統)。

多くの零細農家は、集買業者に安値で販売せざるを得ない状況が長く続いておりましたが、このコーヒー生産地のポテンシャルの高さに目をつけた輸出業者が、安定的な原料確保と品質向上、生産者とのサスティナブルな関係を目的として「コーヒーケアプロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトでは、小農家に対しより高品質なコーヒー栽培の為の、栽培や完熟果の収穫、パルピング、発酵終了のタイミング、乾燥方法、設備の清潔維持等細かく指導し、生豆の品質に応じてプレミアムが上乗せで支払われます。

この品質向上のための取り組みがより浸透することで、ポテンシャルがさらにブラッシュアップされてゆき、同エリアの零細農家による持続的なコーヒー生産の維持発展とその生活向上に寄与することになると考えております。

2年ぶりのご紹介となるサンタバルバラ地区の選抜ロット。お見逃しなく!

ファインロースト 深煎り

所在:ウエウエテナンゴ県サンタバルバラ地区
標高:1,800-2,400m
品種:ブルボン種中心
収穫:手摘み・セレクトピッキング
精製:発酵槽を使用した伝統的ウオッシュド精製
乾燥:パティオかナイロンシート上にて。層の厚さを5cm以上にせず、定期的に攪拌
ドライ:グァテマラシティ近郊の輸出業者のミルにて、粗選別→脱殻→風力選別→スクリーン選別→比重選別→電子選別
輸送:リーファーコンテナ
保管:国内定温倉庫