こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
最近お客様との会話で、コーヒー豆が高騰しているってニュースで見たんだけどどうなの?と。
コーヒーの生豆の価格が高騰していると認知されれば値上げがしやすい。
特に元卸(商社)には嬉しいニュースだ。
小売業も実際に価格が高騰しているので、消費者に認知して頂けるのは嬉しい。
コスト削減も難しいので、タイミングを見て値上げのお願いもする事になるでしょう。
うちは、値上げよりもやりたいことがあって、値上げ自体もメンドクサイのでそんなに乗る気では無いです。
多少収入が増えようが減ろうがあまり気にならない。
そもそも、収入を増やしたかったらもっと積極的に宣伝やメルマガも出すだろうしね。
そんな訳で俺の金でも無いし、買うものもそんなに無いし、派手に遊ぶ時間も無いし。値上げよりは据え置きの方がお客様も嬉しいだろうし。
実際、世界のインフレを見ると日本のインフレなんて可愛いものです。
コーヒーの販売価格も上がったというのが消費者の感覚でしょうが、世界的に見たらほぼ変わっていない位の数値だ。
コスト分位の上昇程度で、利益率で考えるなら20%は上昇していないと不健全だ。
かつての日本のコーヒーは高額だった。
米国のような大袋も受け入れられず、細かい注文が多くコストカットが難しい状況だがやっぱり割高であった。
その差は逆転し、同品質の豆では米国のほうが圧倒的に高額に見える。為替の影響もあるが。
10年前にとある勉強会で、これからコーヒー業界は大変な時代になると推測している人がいた。
軽いのりでコーヒー屋の独立した人は惨憺たる状況だろう。
スペシャルティコーヒーはこの25年間で、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。
この最後の段階に入ったのかもしれない。産地によっては確実に消えゆくフェーズに入っている。
2016年からコロナ禍前までが、コーヒーの成熟時代だったと思う。
当然、コーヒーが無くなることは無い。ガソリンや小麦やコーンや大豆のように必要不可欠な物だからだ。
流行りだブームだと言っても、白いたい焼きやタピオカのようなモノとはマーケットが違う。
横浜税関
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20年前から輸入の数量はほぼ変わっていないが価格は2倍に跳ね上がっています。
原価率で価格を決めるのがセオリーなので、20年前の2倍以上に上がっていないと事業としては良くないのだ。
来年は為替の影響で更に高くなり、史上最高値の金額になるでしょう。
正直なところ豆の価格が高くなると困るなんて言ってられません。高くてもいいので美味しい豆が欲しい。
それくらい現在は良い豆の確保が難しい状況です。ここをクリアしないと原価とか利益とかの計算には進めません。