ハンドドリップを始める前に

こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。

ハンドドリップでコーヒーを淹れるのが難しい。とよく聞きます。

コーヒーを淹れる事とカップラーメンを作る事は難しさはさほど変わらない。

カップラーメンを作るのが難しいのならコーヒーを淹れるのも難しいとは思う。

3分待つことが難しい人もいるだろう。

お湯をしっかりと沸かす事が出来ない人も少なからずいる。

カップラーメンの麺の硬さやスープの濃さは各々の好みに合わせて、時間やお湯の量で微調整してくだされ。

コーヒーは良い豆買って安いコーヒーメーカーで淹れたらだいたい美味しくなる。

コーヒーの濃さは各々粉の量又は水の量で調整してくだされ。

良い豆買って3,000円位のコーヒーメーカーに任せれば何の問題も無く美味しく抽出できます。

今は随分と値上げになったが、こんなんで十分だ。

ポイントとして3点お伝えします。

1.淹れる杯数が増えれば抽出の時間は必ず長くなる。長くなるとどうなるのか?

2.抽出の時間が変われば、粉の量を微調整する必要がある。当然、倍数で淹れると濃すぎることになる。

当店のドリップで使用する粉の量は、
1杯分15g
2杯分24g
3杯分30g
4杯分36g
で抽出をしている。

まずはこれがコーヒーを淹れる基本のキであり、この重要な事をきちんと伝える人が少ないのだ。

未だに、コーヒーの苦味だとか酸味とか昭和初期の話をしているので仕方ないが。

センスのある人はすぐにポイントに気が付くが、10年20年コーヒーを飲んでいても全く気が付けない人も多い。

料理にしても植物を育てるにしても、何か物を作るにしてもセンスというのが重要だ。

センスがないから重要なポイントが掴めないのだろうが、コーヒー業界は残念ながらセンスの無い人が多いので、宗教の儀式みたいなものや嗜好品という逃げ道で自分を正当化するのだ。

基本が出来なければどんなに良いコーヒーメーカーや意識の高いコーヒー器具を買っても美味しくはならない。

コーヒーを淹れるのに必要なのはカップラーメンを作るくらいのセンスであり、器具なんて無くても何とでもなる。茶こしでもいいし、キッチンペーパーで濾しても良い。

ちなみに当店での抽出時間は2杯分で蒸らしを含め3分を目安にしている。

3.良い豆を買う事。高額な豆=美味しいとはならないが、良いものを作る為にはそれなりのコストがかかります。

それなりに安くてそれなりに美味しいコーヒーというのがあれば良いのだが、そんな都合の良い豆は何処にも無い。

優秀な社員で安く働いてくれる人を探すのではなく、優秀な社員にはそれ相応の給与を与えるような社長であるべきだ。

と、常々思っているが、私は社長の機嫌を損ねさせるセンスがあるようで、今後もパート従業員のMASTERとして月の小遣いが1万円で扱き使われるようだ。