抽出の理論

こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。噂では三連休が来たり大きな台風が来たりしてるそうですね。被害が無いことをお祈りします。

さて。今回の話の纏めを書いておきます。これさえ読めば大丈夫かと思います。

《ざっくりというと》

・人数に合わせたドリッパー、サーバーを使用しよう。(大は小を兼ねません)

・ドリッパーはどんなメーカーでもいい。

・「浸漬法」で淹れるのか?「透過法」で淹れるのか?意識すること。

・抽出の理論が理解できればコーヒーメーカーよりも断然美味しく淹れられます!

《本文》

抽出器具の中でお勧めなのがペーパードリップと前回の日記で書きました。3000円~5000円程度の家電量販店で販売しているコーヒーメーカーが便利とも。

しかし、自分の手でコーヒーを淹れるのも楽しみたい!そんな白物家電じゃ味気ないよ!というコーヒー愛好家さんも多いはずです。と言う訳でハンドドリップについて書いてみます。

まず、当店で販売しているのは、コーノ社製の円錐ドリッパーです。昔から使用していてお湯の抜けが良くて抽出のスピードがコントロールしやすいので個人的にお気に入りです。

カリタ デュアルドリッパーもカラフルなのでお店で使用してます。(販売もたぶんしてます)

その他にもペーパードリップ式のメーカーでは、カリタ、メリタ、スリーフォー、ドーナッツドリッパーなどなど沢山ございます。現在使用している物を買い替えてまで他社の物を揃える必要は無いと思っています。

しかし、気を付けて頂きたいのは、いつも1.2杯淹れて、たま~に友達が来たときに3.4杯淹れる場合、どうしても大は小を兼ねると言わんばかりに、大きいドリッパーにサーバーを購入される方がいらっしゃいます。

これは非常に淹れ難く上手に淹れるのが困難になります。通常使う人数分の大きさのドリッパーとサーバーを揃える事が大切です。3.4人の時には面倒でも2回に分けるほうが上手に出来上がると思います。

また、代表的なドリッパーのカリタ式のドリッパーとメリタ式のドリッパー。見た目はほぼ一緒に見えると思います。しかし、抽出の理論が「浸漬法」と「透過法」と全く異なる事を知ってる人は多くはありません。

「浸漬法」と「透過法」の違いも知っている人も少ないです。当然、淹れ方が違うと全く違う香味に仕上がりますが知られておりません。

メリタは浸漬法推奨ですが、カリタは透過法が一般的です。(最近あまり器具にうといので情報が古いかもしれません)

メーカー推奨の淹れ方なんてお構いなしに我流で淹れてしまう方が多いので、香味のバランスが崩れてしまうことが多々あります。

ハンドドリップで淹れるよりもコーヒーメーカーで淹れた方が美味しい場合が多いと言うのはその理由からです。

昔はよく喫茶店めぐりをしましたが、プロの淹れ方も酷い人が多かったので、一般のひとはそれ以上だと推測できます。こんな淹れ方だったらコーヒーメーカーので手抜きで淹れた方がよっぽど美味しくて親切だよななんて何度も思いました。

まず、大切なのはメーカーの取扱説明書を熟読して、その方法を忠実に出来るようになってから、自分流にアレンジしたらよいと思います。

「浸漬法」「透過法」もどちらも一長一短ございますが、「手軽さの浸漬法」「(多少技術と器具が必要だが)美味さの透過法」と覚えれおいてください。

「浸漬法」「透過法」の理解が出来たら、ハンドドリップは格段に上達しますし、コーヒーメーカーなんかよりも遥かに美味しいコーヒーが淹れられるようになります!と言うことで、次回はその違いを書いてみたいなと思います。

※コーヒーメーカで淹れる場合は、良い豆を使用し、ききちんと水と粉の量を計ることが大切です。

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