こんにちは。ほろにが☆パート従業員のMASTERです。
11月も残り僅かになりました。
そして月末の忙しい時期に豆の入れ替えが集中してしまいました。しかも絶賛はまり中。
12月の初旬にはコスタリカの2種のリリース。これはすんなり合格です。
問題は冬のフレンチ。この深深煎りは新豆のケニアを使用してキラキラした12月から極寒の2月末までリリースする長期販売のブレンドです。
ケニアの良さを生かしてプラスアルファの美味しさがなくてはなりません。
隠し味でケニアを使うのか、ケニアの豆をメインで味を組み立てるのか。
それにより販売価格も変わります。あまり高くしたくは無い。が、ケニアを使うので安くは出来ない。
そしてケニアのブレンドは難しい。ケニア自体で完成されている味なので、より良い味わいに仕上げるのはゼロから考え直さねばなりません。
どうしてもエスプレッソをお湯で薄めたような、メイプルシロップに水あめで薄めたような水っぽくすっぽ抜けた味わいになってしまいます。
濃密な味わいのケニアの豆をもう少し軽やかに仕上げたいのだが。
赤い果実を濃縮したようなエスプレッソに、レモンのピールを浮かべたような風味。
今のところ何も足さないのが一番良い。
お湯の温度を若干低めにしたり、1週間くらい冷暗所に保存すれば落ち着き美味しいのですがね。
そんな面倒な事をしなくても、誰でも簡単にコーヒーメーカーで美味しく淹れられるコーヒーを目指しています。
無理にケニアの豆をメインに使用して、ケニアの下位互換のブレンドを作るくらいならやらないほうがよっぽどいい。
過去のブレンドレシピを見返しても、ケニアをブレンドに使うことは多くてもメインに押し出した事は多く無い。
どうしても安定性に欠ける。何か乳化剤のような豆があれば綺麗に安定して纏まるのだがね。コーヒーは難しくて面白くて何年やってもわからない。