こんにちは。ほろにが従業員のMASTERです。
定休日前の火曜日。晴れ間も覗く時間もあってご来店も発送のお仕事も沢山いただき誠にありがとうございました。
さて。今年の8月は雨が多くムシムシジメジメの日が続いておりましたが、こんな陽気で一番問題なのがドリップ時の豆の膨らみです。
新鮮な豆は抽出時に豆が膨らむというのが、鮮度をみるある程度の目安になるのです。
今年のように特に湿度が高い日が続くと、湿気を吸いやすい状況になります。
当たり前ですが、湿度を吸えば焙煎したての新鮮な豆でも膨らみにくくなります。
プレスだったりコーヒーメーカーでしたら、何にも問題なく美味しく飲めるのですがハンドドリップ愛好家の方は問題が発生したりします。
あれ?膨らまない?
古いんじゃない?
くっそぉー。意地でも膨らませてやる!
あぁ~、お湯入れすぎたぁ!
何だかハンバークみたいにふっくらならんぞ!
絶対古いんだ。
何だか味も酸っぱいもん。
酸化しちゃったんじゃないかな?
もぉ、酸っぱくって飲めたもんじゃぁねえよ。
と。ドツボにハマる人が多くおります。
もう、こんな状況が頭を支配するときちんとした味を理解する事は不可能です。
びっくりするほど人間の味覚能力は外部要因によって影響され、味わいを正確に判断する事ができません。
クオリティーの高い豆限定ですが、コーヒーなんてお湯さえ注げば誰だって美味しく出来ちゃいます。
カップラーメンを自分好みに作れる技術があれば、プロ並みのコーヒーが抽出できるはずです。
カップラーメンであればお湯の量を多くしたり少なくしたり、出来上がりを早めにしたり長くまってみたり。簡単でしょ?
必要に応じて茶道の作法ように演出するのも、美味しくはなりませんが、「美味しく感じやすい」でしょう。
膨らんだ、膨らまないとか。大したことじゃ無いという重要なお話でした!