こんにちは。本日もオーガニックコーヒーに思うことを書いてみたいと思います。
オーガニックについて-1
オーガニックについて-2
生産者から消費者まですべての人が農薬はなるべくなら使用したくないと思っています。病虫対策でもニンニクや唐辛子など自然の物を使用した自家製の薬を使用する農家も多いです。
そして、コーヒーの農薬の検査は生豆の段階で行われ非常に厳しい基準が設定でれております。その非常に厳しい基準の生豆を、更に焙煎して200℃以上の温度まで加熱します。農薬が残る余地はほぼありません。
農薬を使用しないで育てることは賛成です。有機の肥料が与えるメリットも知っているつもりです。しかし、農薬がほぼ検出される可能性の無い物に、わざわざ多くの費用と栽培のリスクを持つのはどうかと思います。
この認証された生豆だけではオーガニックとは言えません。JIS有機認証のコーヒーを販売する為には、焙煎釜もミルも書類も細かな決まりがあります。
オーガニックならなんでも喜ぶ人は一定数います。そのようなニーズへの対応だと思うので、あまり商売の邪魔になるような事は言いたくないのですがやっぱりナンセンスです。無知な消費者に危険性で煽り何とか利益を出そうとするビジネスのように感じています。
どうせありもしない農薬を怖がり健康に気にするのなら、カビ毒の「アフラトキシン」を気にしたほうが合理的です。アフラトキシンはたいへん熱に強く、一旦作られると、通常の加工調理過程ではほとんど分解せず、除去することが困難な発がん性物質です。
熱帯地方の食品には危険性があります。通常は検査されており心配する事ではありませんが、スーパーに行って抜き打ちで検査すると、この物質が確認されることも珍しくないようです。
アーモンドだったりピスタチオ、カカオだったりその他熱帯地方で作られた食品は、同一メーカーをさけて適度に食するくらいのリスク管理が必要です。
コーヒーの豆はあまり聞きませんが、どう考えても低価格に仕上げようとしたコーヒー豆や、虫が食べてコーヒー豆がカビたり、動物の糞から取り出した豆なんかは通常のコーヒーよりもリスクがあると思います。
あまり細かく気にしすぎると、国産の食品も口に出来ないでしょうし、海外の食品もリスクはありますし。。。最後は自給自足しないと難しそうですね。そして念願の自給自足したらほとんどの人が農薬を買うと思います。理想はわかりますが。