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俺の浅煎りVOL.3に抜擢されたコーヒーは、タンザニア「ハイツ農園」

俺の浅煎りシリーズ1.2.3と続き、参加人数も延べ数百人となります。そして今まで生産国を当てた人はゼロ。今回はニアピン賞が1名おります。

今回は典型的なアフリカの香味ですが、生産国を当てる事はおろか、アフリカの香味という事を言い当てられる人もほぼおりません。

銘柄なんて外れても恥ずかしいという事はありません。何度も言いますが貴方も私も誰も銘柄はわからないです。すべて思い込みです。ここ重要。

今回の感想はナッツやチョコレート系の味わいに感じた方や、浅煎なのに厚みのあるしっかりとした風味との感想を多く頂いております。

「この味。もしかしてケニアじゃない!?」

この絶品ワードを持ってきたのは1名。当店で第2位の愛煙家。そうなのです。今回のコーヒーはケニアの風味なのです。しかも今まで1回しか飲んでいないのにこのケニアの特徴を覚えてリンクさせたのは感動ものです。

通常、タンザニア(ブラックバーン農園)などはオレンジのような風味を主として味わいが形成されるものが多い中、今回採用された「ハイツ農園」はオレンジの香味を主体に、ブルーベリーやラズベリー、カシスや赤ワインブラッドオレンジを思わせる風味が楽しめます。ちょっといいケニア風味。

このケニアの唯一無二の風味をタンザニアで体験出来るのが驚きであります。当然、ケニアの魅力が分らなければ感動は薄いでしょう。あの高級なケニアの味わいが、リーズナブルな価格で手に入るのが凄いのです。

当店では、タンザニアと言えばブラックバーン農園。香味も素晴らしいが、農園の名前がかっこいい。そして農園主のミハエル氏はイケメンである。

それに引き換え、ハイツ農園はどこかのアパートみたいなネーミングで、農園主もどことなく親近感の湧くユニークな風貌である。そして香味も実にユニークである。

今回、1年ぶりにハイツ農園・ファインローストにてご紹介いたします。

「えっ!?タンザニアなのにケニアのような厚みのある味だね!」と言うと、普段お客さんとは距離を置く社会不適合者1級の従業員が、ほんの少しあなたに近づくかもしれません。(近づいても得なことは無いが)

この価格でこの香味はお買い得だと思います。ハイツ農園の魅力は気が付いてましたか?
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