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ペルー_サン・フェリペ_ファイン |
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世界的に高品質なコーヒーの需要が高まりを見せる中、今後更に重要な生産国の一つとして注目のペルー。

派手な自己主張は無いものの、非常にバランスが良くウオッシュドコーヒーの見本のような味わいはストレートはもとよりブレンドのベースとしても非常に重要なアイテムの一つです。
 当店でペルーと言えば、ウィルダー・ガルシア氏の手掛けるウワバル地区のコーヒーでありフェスパ農園。
今回はこのウワバルの街から、サン・フェリペの街まで車で3時間半。そこからさらに車1台が通れる程度のガードレールのない山道をひたすら進み、これ以上先には道のない最果ての地に「サン・フェリペ」はあります。
車を降りた地点の標高は2,300m。そこから更にコーヒー農地を見上げることができ、2,500m辺りまでコーヒーの木が植えられております。
驚くことに標高2000mを超えた場所でありながらも、ティピカやブルボン種といった伝統品種が健康に生育しています。世界中を見渡してもここまで標高の高いコーヒー農地はめったにありません。
コーヒーの栽培は、農業指導員としての顔も持つガルシア氏の指導の下、ラモス氏を中心にした生産者グループで栽培されております。
味わいはクリーンかつ密度ある風味が素晴らしく、濃縮感のあるボディと滑らかな触感。豊かな甘みやミルクチョコレートを思わせる風味が特徴です。冷めてくると熟した果物やフローラルなフレーバーが顔を覗かせ、力強さの中に華やかさも感じられるコーヒーです。
日本においてペルーはまだまだメジャーな産地ではありませんが、コーヒー生産量は世界で7位に位置し、コスタリカやタンザニアの4倍もの生産量を誇ります。
ペルー北部はコロンビア南部と近く、またアンデス山脈の西側という地理的状況も似ているため、栽培環境として高いポテンシャルを秘めており、事実コーヒーの品評会では軒並みカハマルカ県がメインプレイヤーとなっております。
スペシャルティコーヒーのラストフロンティアとも言えるペルー。是非一度お楽しみください。 |
ペルー_サン・フェリペ_ファイン |
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生産者:サン・フェリペ地区の生産者グループ
所在:カハマルカ県ハエン郡サン・フェリぺ地区
標高:2,000-2,500m
栽培品種:カトゥーラ、ブルボン、ティピカ、カトゥアイ
収穫:完熟チェリーを選択的に手収穫
精製:ウォッシュト
乾燥:アフリカンベッド
輸送:リーファーコンテナ
精製:ウォッシュト
販売:2025.04.11 |

酸味 |
★★★★★★★ |
穏やかで柑橘系の酸味 |
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苦味 |
★★★★★★★ |
口の中に広がるやさしく甘みを伴った苦味 |
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香り |
★★★★★★★ |
フレッシュで甘く芳ばしい香り |
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コク |
★★★★★★★ |
しっかりとした豊かなコク |
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後味 |
★★★★★★★ |
透明感がありスッキリとした後味 |
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