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俺の浅煎り VOL.1 カビナナ集落 |
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このコーヒーを一言で表すならエレガントな風味!
 「千の丘の国」といわれるほどたくさんの丘陵地帯がある美しい国ルワンダ。人口は1,000万人ほどで四国と同じくらいの領土の小さな国でもあります。

今回ご紹介する農地はコーヒーの栽培の盛んな西部州にありますが、メインの産地とは山脈で隔てられているため、コーヒーの生育環境は全く異なると言えます。

どちらかというとこの農地のあるマチアゾ市ギテガ地区はウティソールと呼ばれる比較的痩せた土壌が広がっており、農業には不向きなエリアとさえ言われておりました。

今回サプライヤが、この「忘れられた産地」とも言われたンゴロレロ郡に、その新規性と標高の高さに目をつけ、水洗処理施設に持ち込まれるチェリーを、集落ごとに分けていくつかのロットに仕立てました。

昨年は、マチアゾ・ウオッシングステーションのガコ集落でしたが、今回は同じウオッシングステーションに所属する「カビナナ集落」をチョイス致しました。

「俺の浅煎り」と」いう企画の第一弾としては、新豆のエチオピアのグジやケニアも候補にありました。

しかしながらその素晴らしいコーヒーを差し置いてルワンダにしたのにはいくつかの理由があります。

先ずは今までのルワンダの香味には無い密度のある独特のボディ感と上品さのあるフローラルで印象的なフレーバー。このおかげでライムのようなシャープの酸も全く気にならず、むしろこれが浅煎り!?なんて思われる方もおられるでしょう。
 
一般的にライトボディの多いルワンダの中では異色の濃縮感のあるボディ。そしてルワンダらしい青りんごやライムやパイナップルを想わせる果実感にハーブティーや緑茶(紅茶)を思わせる爽やかさ。
 
もう一つ驚く事が、このコーヒーの収穫期が2023年の4月となり、フェードの早いルワンダをしかも浅めの焙煎で販売するなんて普段なら絶対にありえません。

このパーストクロップに入った豆でも、浅煎りで素晴らしいフレッシュ感が楽しめるという想像を遥かに越える味わいは、私自身の先入観や固定概念を捨ててもういちど柔軟な考え方をしていかなければならないと痛感したしだいです。

ほっと一息のコーヒータイムも素晴らしいですが、神経を研ぎ澄ませ一つのコーヒーを深く掘り下げてみるのもコーヒーを知る楽しみの一つだと考えております。

この度は沢山の方のご参加、ご感想誠にありがとうございました!
関係ブログ
Rwanda/Kabinana
30日公開です
ご感想ありがとうございました。
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酸味 |
★★★★★★★ |
みかんのような柔らかで優しい酸味 |
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苦味 |
★★★★★★★ |
チョコレートのような滑らかな苦味 |
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香り |
★★★★★★★ |
清々しく清涼感のあるシトラス系の香り香り |
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コク |
★★★★★★★ |
すっきりとした甘みを伴うコク |
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後味 |
★★★★★★★ |
透明感がありクリーンな後味 |
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